きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

2018-04-13から1日間の記事一覧

もう誘拐なんてしない(東川篤哉)

ミステリー要素もある青春コメディ。著者得意のジャンル。気軽に読めるが緊張感がなさすぎる気もする。伏線もきっちり回収され、下関ならではのトリックが使われている。2時間ドラマで映像化もできそう。

人生は単なる空騒ぎ(鈴木敏夫)

「人生は単なる空騒ぎ 意味など何ひとつない」 人は言葉でモノを考える。 言葉で考えを組み立てる。 声に出すと、考えがさらに広がる。 そして、自分の作った言葉に支配される。 言葉はかく面白い。 筆で描いた著者の好きな言葉、キャッチコピーなどを紹介。

モナドの領域(筒井康隆)

平行世界と可能世界を自称「神のような存在」が語る。河川敷で該当人物のいない女性の片腕が発見されたことから事件が始まる。後半では難解な文章も混じるが、理解しなくても構わないとなると、さほど読みにくくは感じない。終盤ではどんでん返しならぬちゃ…