きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

ノンフィクション

子ども認知行動療法 不安・心配にさよならしよう!(松丸未来)

「何とかなるさ」「完ぺきでなくてもいい」「だいじょうぶ、気の合う人はどこにでもいる」 不安になりがちな子も、ものの見方を変えると気持ちがラクになる。自分の心の専門官になって不安と上手につきあおう。 不安を感じやすい子がひとりで実行できるよう…

自衛隊防災book2

災害時に生き延びるための自衛隊の知恵を129のライフハックと3つのコラムで伝授。 防火扉の扱い、雪山で夜を明かす時、トレペの保存、トゲの抜き方、ハンドメイド寝袋など初見のものも多かった。イラストと写真でわかりやすい。 発行日が令和元年10月10日で…

絵で見てわかる伝統建築の本(斉藤武行)

時代の流れの中で古来の和風建築は失われつつある。伝統的な建築物、職人、物品についてイラストを中心に紹介している。興味のあるところから読める。

聞こえているのに聞き取れない 聴覚情報処理障害APDがラクになる本(平野浩二)

APDについて一般の人に向けた説明。文字も大きく、字間もたっぷりとしていて読みやすい。当事者や関係者ならぜひ読んで欲しい。 音としては聞こえているのに、言葉としては理解でず、聴力検査でも異常は見つからないAPD。耳鼻科医師の間でもまだ認知率が極め…

自分を動かす習慣80(張替一真)

自分の行動をほんの少し改めたり、見方を変えたりするだけで臨む自分に近づく80の方法をイラスト付きで後押ししてくれる。 ・Q:今までの人生でいちばんつらかったのは? A:「今」と答えた人→ B:そのほかの答えの人→ ・自信=自分を「信用」し、「信頼」…

世界はジョークでできている(早坂隆)

すぐれたジョークはすぐれたアイディアに繋がる。中国、アメリカ、ロシア、北朝鮮、韓国、中東、日本とその大統領・首相をネタにしたジョークとそれにまつわる政治、文化的背景を解説。トランプ大統領ネタが豊富。

この世界は思っていたほどうまくいかないみたいだ(新井見枝香)

書店員の書いたエッセイ。いろいろとぶっ飛んでいて面白い。1編あたり3~4ページと短いが、その中で話がアクロバティックに変化したり、最後の一行でもとにもどったりと読んでいて飽きない。自虐ネタも下ネタも盛りだくさんだが、嫌味もないし下劣さも感じ…

新幹線で知る日本(池亨)

日本の新幹線の全駅を紹介し、地理・歴史・社会にまつわる話を写真つきで解説。新幹線の車両についても詳しい。

もの忘れと記憶の科学(五日市哲雄)

記憶のメカニズムについて科学的な解説を加えている。記憶の話となると、どうしても客観的になれずに記憶術などに意識が向かいがちだが、生化学的なアプローチで客観性を保っている。記憶は覚えるだけではなく、忘れることも大切だと何度も繰り返している。

自分は自分、バカはバカ(ひろゆき)

「このままだと、日本に未来はないよね。」と比べると、主にサラリーパーソン向けの処世術と言える。とにかくバカは相手にしない、バカに相手にされないアイディア満載。バカに振り回されず、他人の目をスルーする。目指すのは周りがどうなろうと自分はノー…

地理が解き明かす地球の風景(松本穂高)

地理の基礎を身に付けながら人に話したくなる地理というコンセプトの本。何より驚くのは豊富な写真がすべて著者の手によるものということ。綺麗な写真を見ながら高校地理の基本用語を学び、地理と人々の暮らしのストーリーがわかる。写真も写真サイトの画像…

#発達系女子の明るい人生計画(宇樹義子)

発達障害と複雑系PTSDの当事者である著者が生きづらさをかかえるすべての女性に捧ぐ。理解のある支援者に出会えたことが幸せ。各種セラピーの紹介もあるし、人生を導いてくれる書籍類の紹介と率直な意見がためになる。ザンネンな支援者や専門家、カルト、詐…

キッチンがたった1日で劇的に片づく本(阪下千恵)

他人の価値観や目線に捉われないキッチンにすることで、自分はダメなのではないかという自己嫌悪から抜け出せる。自分がどうなりたいかを見つめ直し、変化を恐れない。自分にとって心地よい物を選び、思い通りに行ったという成功体験から自然と幸せをッ感じ…

我々は生命を創れるのか(藤崎慎吾)

合成生物学の立場から生命とは何か、生命の起源に答えを見つけようとする。合成生物学者たちに取材を重ね、最新の研究成果や今後の見通しも含め生命の謎に迫る。 シンプルな有機物から核酸、アミノ酸、リン脂質を合成し、「生きた」細胞にする。それぞれのス…

AIに負けない「教育」(渡部信一)

人口知能の本格的普及で社会が大きく変わろうとしている。基礎から積み上げ、教師が正解の導き方を教えるという今の教育手法も見直す時期に来ている。 AIに仕事を奪われると考えるのではなく、AIの研究から得られたことを教育に生かせると考えよう。AIが飛躍…

この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門(冨島佑允)

私たちが普段感じていること、見聞きしていることはすべて脳が作りだした幻である。たとえば色はこの世には存在しない。あるのは波長のちがう光(電磁波)だけで、脳がそれを「色」として解釈しているに過ぎない。人間が色を感じるのは、食べ物が安全か、食…

「言い返す」技術(五百田達成)

突然キレる、パワハラ、セクハラ、イヤミを言うヤツなど37の困ったヤツらに主にビジネスシーンでの対応の仕方をアドバイスする。ムカつくヤツらの心理的要因が理解できるだけでもムカつきは半減する。なんでそんなことを言うのかわかるだけでも、こちらが上…

マンガですっきりわかる 脳を傷つけない子育て(友田明美)

心理的虐待マルトリートメントで子どもの脳が変質してしまうことを「子どもの脳を傷つける大人たち」で知った。今回は脳を傷つけないようにするにはどうするか、傷つけてしまったかもしれないがどうしたらよいかという点について、マンガ、イラストを交えて…

大人になる前におぼえておきたい こんなときどうする!?かいけつブック(辰巳渚)

大人が喜ぶ答えではなく、自分の心が喜ぶ答えを探してみよう。 38の子どもらしい質問にさまざまな解決方法を提案。ただし、正解ではなく、考え方のヒント。 各項目の最後のマンガもシュールな笑いをさそって気持ちをほぐしてくれる。 第1章 整理整頓と清潔…

日経サイエンス 2019年10月 カンブリア前夜、「天気の子」の空

・カンブリア前夜 カンブリア爆発はエディアカラ紀に助走が始まっていた。 哺乳類や魚類など、現生動物の共通祖先となる最初の左右相称動物がエディアカラ紀には登場していた可能性が高まった。 ・天気の子の空 積乱雲の一生の説明がとても分かりやすい。 ・…

ハッピースクール開校 友だち、勉強、家ぞくのなやみ あけはし先生にきいてみよう(明橋大二)

スクールカウンセラーで心療内科医の著者が悩める小学生の相談に乗る。 ほんとうに大切なことは2つだけ。 ・あなたは、とても大切な、かけがえのない存在である。 ・人のことを傷つけていい人なんてこの世にひとりもいないし、 あなたは傷つけられても仕方…

精神科医が教える50歳からのお金がなくても平気な老後術(保坂隆)

心も体も衰えを感じやすい時期で不安を抱えてしまう人も出てくる。「5年後にはこんな自分でありたい」「この目標に向かって次の10年を進もう」といったビジョンを描きながら生きていけば、日々の暮らし方を前向きに見直せる。 身の回りのものを整理して身軽…

科学する心(池澤夏樹)

科学随筆。 踏み込んだ見方をしていて読み応えもあり、学生時代を思い出しなつかしく読み進めた。が、著者紹介を最初に見た時に頭をよぎった不安が第四章で的中してしまいとても残念。読む気が失せたがお金を出して買ったこともあり、残りは消化試合となった…

答えより問いを探して(高橋源一郎)

きのくに国際専修学校で行われた2日間の特別講義を書籍化。 先生の役割とは、一つの狭い常識の中で生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれること。 オーストラリアの国旗の話は面白い。距離を…

美しい日本の川と防災(木下武雄)

気候変動で気象現象も従来とは質がことなってきている。洪水の存在を受け入れて、持続性のある社会を目指したい。人口増加期に安価な土地を求める人が増え、水害リスクの高い土地が都市化した。洪水は起こるものという前提で準備を整えたい。洪水は自然現象…

男の子の学力の伸ばし方(富永雄輔)

「女の子の学力の伸ばし方」と同時刊行。半分くらいは内容が重複する。最も重要だし実行可能なのは第六章「成績が伸びる子の親がこっそりやっている26の習慣」の部分で、子供をコントロールするより、まずは親が環境づくりをすることが大切。

このままだと、日本に未来はないよね。(ひろゆき)

出産祝い金1000万円、「無敵の人」にはウサギを配るなど一時期話題になった話もここで読める。全ての見解が正しいとは思えないが、視野が広く左右に傾いていない人の話は参考になる。日本に未来はないのに、悲壮感もないし読んでいてワクワクする。自分もす…

小さき者の幸せが守られる経済へ(浜矩子)

コラムを集めたもの。やはり愚痴は聞いているもやもやする。異なる立場やもっと広い視点から見るとよいだろう

わたし、虐待サバイバー(羽馬千恵)

虐待を受けた当事者の記録が生々しい。虐待した親とのLINEのやりとりも載っており、虐待問題に取り組む関係者の参考になる。

生物学キーワード事典(垂水雄二)

確かに五十音順の用語解説なので事典とも言えるが、実際は最近の研究成果を踏まえた読み物である。五十音のそれぞれが1項目ずつ、つまり全50項目程度である。何よりも面白いのは、頭→遺伝子→運動→エネルギー→温度のように、つぎの項目へバトンを渡す際に関…