きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

ラジオラジオラジオ(加藤千恵)

ラジオラジオラジオ: 地元のラジオ局のパーソナリティを始めた高3女子2人は、進路の違いからぎこちなくなる。せつない。 青と赤の物語: 物語の禁じられた世界で、中学生の男女が図書館の地下に眠る物語に初めて触れ、親殺しや自殺を思いとどまる。

彼女の恐喝(藤田宜永)

大学四年生の圭子は六本木のクラブで生活費を稼ぎながら出版社への就職に苦労していた。台風の接近により停電した中を帰宅中にクラブの客の国枝が人を殺していたのを目撃し、恐喝に手を染めてしまう。出版社への紹介を餌にする男や同郷の男にも付きまとわれ…

自分を動かす習慣80(張替一真)

自分の行動をほんの少し改めたり、見方を変えたりするだけで臨む自分に近づく80の方法をイラスト付きで後押ししてくれる。 ・Q:今までの人生でいちばんつらかったのは? A:「今」と答えた人→ B:そのほかの答えの人→ ・自信=自分を「信用」し、「信頼」…

世界はジョークでできている(早坂隆)

すぐれたジョークはすぐれたアイディアに繋がる。中国、アメリカ、ロシア、北朝鮮、韓国、中東、日本とその大統領・首相をネタにしたジョークとそれにまつわる政治、文化的背景を解説。トランプ大統領ネタが豊富。

この世界は思っていたほどうまくいかないみたいだ(新井見枝香)

書店員の書いたエッセイ。いろいろとぶっ飛んでいて面白い。1編あたり3~4ページと短いが、その中で話がアクロバティックに変化したり、最後の一行でもとにもどったりと読んでいて飽きない。自虐ネタも下ネタも盛りだくさんだが、嫌味もないし下劣さも感じ…

新幹線で知る日本(池亨)

日本の新幹線の全駅を紹介し、地理・歴史・社会にまつわる話を写真つきで解説。新幹線の車両についても詳しい。

もの忘れと記憶の科学(五日市哲雄)

記憶のメカニズムについて科学的な解説を加えている。記憶の話となると、どうしても客観的になれずに記憶術などに意識が向かいがちだが、生化学的なアプローチで客観性を保っている。記憶は覚えるだけではなく、忘れることも大切だと何度も繰り返している。

蝶の羽ばたき、その先へ(森埜こみち)

始業式の朝に突発性難聴にかかり、左耳の聴力を失った結は、唯一の家族である母にそれを伝えられるまで一か月かかった。むろん、クラスメートに打ち明けるのは難しく、無難に日々を過ごすことにだけ気を取られていたが、手話との出会いで希望が生まれる。 涼…

中学英語で話せる日本文化1 日常生活編

文法的には理解していも日常生活を英語で過ごすのは簡単ではない。笑えるイラストでツッコミどころも満載。英語を使ってみようと思う人の入門に最適。 読むだけではなく英語に触れる機会を増やしていきたい。

海のカナリア(入間人間)

殺しあうほど好き。一度殺しただけでは物足りないというラブコメ。多重人格者の人格どうしがイチャついたり、生み出された人格のモデルが実在の異なる時期から取り込んだものだったりと、何か別の話にも使えそう。

催眠ガール(大嶋信頼)

術についてではなく、呼吸を合わせることで気が通じる話。小説にしたのはもったいない。

5秒後に意外な結末 パンドラの赤い箱(桃戸ハル)

2ページずつのショートショート100連発。イラストも効果的でサクサク進む。

自分は自分、バカはバカ(ひろゆき)

「このままだと、日本に未来はないよね。」と比べると、主にサラリーパーソン向けの処世術と言える。とにかくバカは相手にしない、バカに相手にされないアイディア満載。バカに振り回されず、他人の目をスルーする。目指すのは周りがどうなろうと自分はノー…

にだんベッドだいすき!(ほそいさつき)

新しい二段ベッドをめぐり、兄妹が最初は上の段を取り合うが次第に相手のことがきになり思いやりの心を育むきっかけになる。 児童書には当たりはずれが大きくギャンブル的な要素がある。当たりはずれと言ってもコスパや面白さではない。心に響くもの、考えさ…

地理が解き明かす地球の風景(松本穂高)

地理の基礎を身に付けながら人に話したくなる地理というコンセプトの本。何より驚くのは豊富な写真がすべて著者の手によるものということ。綺麗な写真を見ながら高校地理の基本用語を学び、地理と人々の暮らしのストーリーがわかる。写真も写真サイトの画像…

#発達系女子の明るい人生計画(宇樹義子)

発達障害と複雑系PTSDの当事者である著者が生きづらさをかかえるすべての女性に捧ぐ。理解のある支援者に出会えたことが幸せ。各種セラピーの紹介もあるし、人生を導いてくれる書籍類の紹介と率直な意見がためになる。ザンネンな支援者や専門家、カルト、詐…

キッチンがたった1日で劇的に片づく本(阪下千恵)

他人の価値観や目線に捉われないキッチンにすることで、自分はダメなのではないかという自己嫌悪から抜け出せる。自分がどうなりたいかを見つめ直し、変化を恐れない。自分にとって心地よい物を選び、思い通りに行ったという成功体験から自然と幸せをッ感じ…

我々は生命を創れるのか(藤崎慎吾)

合成生物学の立場から生命とは何か、生命の起源に答えを見つけようとする。合成生物学者たちに取材を重ね、最新の研究成果や今後の見通しも含め生命の謎に迫る。 シンプルな有機物から核酸、アミノ酸、リン脂質を合成し、「生きた」細胞にする。それぞれのス…

正義の教室(飲茶)

正義とは、ヒーローvs悪人のように誰にとっても明らかで単純明快なものではない。人々の信じる正義はおもに3つに分けられる。平等の正義(功利主義)、自由の正義(自由主義)、宗教の正義(直観主義)だ。功利主義の幼馴染、自由主義の先輩、直観主義の副…

AIに負けない「教育」(渡部信一)

人口知能の本格的普及で社会が大きく変わろうとしている。基礎から積み上げ、教師が正解の導き方を教えるという今の教育手法も見直す時期に来ている。 AIに仕事を奪われると考えるのではなく、AIの研究から得られたことを教育に生かせると考えよう。AIが飛躍…

この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門(冨島佑允)

私たちが普段感じていること、見聞きしていることはすべて脳が作りだした幻である。たとえば色はこの世には存在しない。あるのは波長のちがう光(電磁波)だけで、脳がそれを「色」として解釈しているに過ぎない。人間が色を感じるのは、食べ物が安全か、食…

「言い返す」技術(五百田達成)

突然キレる、パワハラ、セクハラ、イヤミを言うヤツなど37の困ったヤツらに主にビジネスシーンでの対応の仕方をアドバイスする。ムカつくヤツらの心理的要因が理解できるだけでもムカつきは半減する。なんでそんなことを言うのかわかるだけでも、こちらが上…

マンガですっきりわかる 脳を傷つけない子育て(友田明美)

心理的虐待マルトリートメントで子どもの脳が変質してしまうことを「子どもの脳を傷つける大人たち」で知った。今回は脳を傷つけないようにするにはどうするか、傷つけてしまったかもしれないがどうしたらよいかという点について、マンガ、イラストを交えて…

姑の遺品整理は、迷惑です(垣谷美雨)

マンションで一人暮らしだった姑の遺品整理を一人で担うことになるも、想定外の遺品整理の困難で途方に暮れる。孤立無援と思われたが少しずつ周囲の助けを借りられるようになっていく。ミステリー要素もあり、楽しみながら読める。まずは自分から身軽にしな…

恋と禁忌の述語論理(井上真偽)

黒髪ロングのアラサー独身美女で論理オタクの叔母が解決したはずの殺人事件の真相を証明してく。最大のトリックは・・・。ラブコメ風味のラノベらしい設定で論理学も学べる。

大人になる前におぼえておきたい こんなときどうする!?かいけつブック(辰巳渚)

大人が喜ぶ答えではなく、自分の心が喜ぶ答えを探してみよう。 38の子どもらしい質問にさまざまな解決方法を提案。ただし、正解ではなく、考え方のヒント。 各項目の最後のマンガもシュールな笑いをさそって気持ちをほぐしてくれる。 第1章 整理整頓と清潔…

日経サイエンス 2019年10月 カンブリア前夜、「天気の子」の空

・カンブリア前夜 カンブリア爆発はエディアカラ紀に助走が始まっていた。 哺乳類や魚類など、現生動物の共通祖先となる最初の左右相称動物がエディアカラ紀には登場していた可能性が高まった。 ・天気の子の空 積乱雲の一生の説明がとても分かりやすい。 ・…

いちごがいっこ(いろ かず かたち)

いろ、かず、かたちに親しむ知育本。クイズもあって、楽しく読んで学べる。

きょうなにしてた(はまのゆか)

親が子を思い、子は親を想う。家族を思う大切さに気付く。

君たちはどう生きるか(吉野源三郎)

「いま君は、大きな苦しみを感じている。 なぜそれほど苦しまなければならないのか。 それはね、コペル君、 君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。 『死んでしまいたい』と思うほど自分を責めるのは、 君が正しい生き方を強く求めているからだ」 中…