きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

少女終末旅行

 人類以外が絶滅し、人類も生き残っているのは数えるほどしかいない。

 終末の世界を気の合う二人でのんびり旅行できるとはなんと羨ましい。


 人類以外の生物がいないということは、新たな食糧が手に入らないことになる。

食料が尽きるまでの間をどう過ごすか。

人の常在菌も、腸内細菌叢(腸内フローラ)もない。寄生虫も虫歯菌もいない。

 

さらに深刻なのが酸素である。
植物がいないということは、光合成が行われないということだ。

空気中の二酸化炭素の濃度は増加し続け、酸素濃度の低下で、近いうちに人は死ぬ。

嫌気性細菌であれば酸素は不要だが、細菌も滅亡している。
新たな酸素の産出なしに存続可能なのはどのくらいなのかそのうち計算してみたい。

 

最小存続個体数MVP(Minimum Viable Population)ということばがある。

ホモ・サピエンスのMVPは数千個体らしい。

つまり少女終末旅行の世界では人は存続できないことになる。