2018-01-03 Dの殺人事件、まことに恐ろしきは(歌野晶午) 本 フィクション 江戸川乱歩の作品をを借りた七つの短編。 それぞれの最初のページにもととなる江戸川乱歩の作品が紹介されている。 どの短編もブラックな「オチ」がしっかりとあり、そう来たかと頬が緩む。 陰獣幻戯だけは何かのアンソロジーで読んだことがあった。 江戸川乱歩の作品もそのうち読んでみたい。 歌野の作品は他に「長い家の殺人」「白い家の殺人」「動く家の殺人」「葉桜の季節に君を想うということ」「密室殺人ゲーム」を読んだ。 いずれも凝ったトリックがあり、読みごたえ十分である。