きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力(午堂登紀雄)

 孤独を感じる人もそうでない人も、男性も女性も、大人も子供も読んでほしい本である。

 

 孤独をみじめと感じるのは固定観念から抜けられていないから。社会の中で他人とかかわり合いながらも、常に自分の意志を主軸に置いて、自己責任で生きようとする「孤独力」は、高めるべきスキルである。

 客観的な視点から内省することで、事実と感情も区別でき、人生の主導権を手に入れ、自分の理想の通りに生きられるようになる。無理して他人と付き合うことも不要で、本音も弱さもさらけ出してかまわない。嫌われても、自分のペースで好きなことをしていき、自分で満足し、自分を肯定できればよい。結果も、収入も貯金も関係ない。子供であっても、孤独でいる時間が必要だ。

 運命とは、自分の内なる心の声に従い、自分自身でつくっていくものである。どのような状況でも自分の幸福へとつながる意味を与えられる力をつけていきたい。