きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

松本・梓川殺人事件(梓林太郎)

 4歳の男児を残し、松本駅前から母娘が誘拐された。誘拐された少女の衣服、人間の皮膚の一部が次々に警察署に届くが、身代金要求はない。そんな中で、上高地梓川に男性の遺体が発見される。捜査を続けるうちに、去年、一昨年と誘拐事件があったこともわかり、行方不明者もいる。はたして誘拐の目的は。母娘はいったいどこに。

 

 

 関東に松本市周辺の地図もあり、篠ノ井線大糸線、長野自動車道、梓川がほぼ南北に並走している。このあたりをつかったトリックでもあるのだろうかと何度も地図を見返した。誘拐犯なんて所詮は・・・・、と思うが、誘拐犯の風上にもおけない目的だった。誘拐犯、ゆうかいはん、ゆk・・・。

 思い込みの激しい刑事だと感じた。ミステリーとしてではなく、松本・安曇野めぐりを楽しませてもらった。松本を訪れたことがある人なら、覚えのある場所が登場していることは保証する。