今必要な知とは何か。20名余りの最先端の研究者がこれからの世代へ語る。知のフィールドガイドのうち、理系向けの1冊。
世にあふれる膨大な情報、知識の中から、そのつど適切なものを選び出し、それらを有機的に関連させるためには、過去の学問的な蓄積の全体像を俯瞰する総合的な視座が不可欠である。
特に興味を引かれたのは以下の章:
・時間とは何だろう
・近代科学と人のいのち
・死後の生物学
・歴史の謎をDNAでときほぐす
・植物はなせ自家受精をするか
・iPS細胞からヒトの臓器をつくる
・きのことカビとバイオマスと
・宇宙で電気をつくる
・ヒトのこころの測定法
・地球と生命の共進化