2019-06-17 私が誰かわかりますか(谷川直子) 本 フィクション 僻地の村社会で認知症となった夫の世話が手に余る妻がバツイチで東京から嫁いできた長男の嫁に介護を託す。その友人も義父が認知症で仕事片手に在宅介護。村の噂と世間体で思うようにいかないまま事態は好転しない。 村社会に入るにはそのメリットを生かしたいが、一筋縄ではいかない。窮屈というデメリットで疲弊してしまう。村社会自体が時代遅れだが、新しい形態への移行にはまだ時間がかかるだろう。