人生のサバイバル力（佐藤優）

何のために勉強するのか、歴史から何を学ぶか、君たちはどう考えるか、これからの時代をどう生きるかの４つの章で、著者が久米島の高校生に行った講義をまとめてある。

何が正しく何が誤りかではなく、いろいろな見方ができる。当事者である自分にとってどう見えるか、学問的・客観的に見るとどう見えるかという双方の見方を常に行き来できるようにしたい。そのような見方ができる背景も考えにいれると許容力もつきそう。歴史、資本主義などリベラルアーツにも興味が持てるように触れている。不安定な時代だからこそ読み返したい本。