きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

エンタングル:ガール(高島雄哉)

映研の撮影を続ける中で感じる齟齬。それは町に隠された世界の綻びだった。

 

量子もつれで思い出したのはミクロの世界の不確定性がマクロ世界では現れていないように見える現象。どこまでがミクロでどこからがマクロ化という話にもなるが、解像度が違うせいで見えていないだけということはないだろうか。非常に視力が良い人間が緑色の葉を見たらどうなるだろか。解像度を上げていくと原子間が隙間だらけになり、まさにほぼ真空の宇宙を見ているよう。もちろん、原子レベルで緑の色はついていない。さらに解像度を上げ、素粒子にフォーカスしたらどうなるか。あんまり見えすぎても欲しい情報が手に入らない。逆もそうで、マクロにフォーカスを当ててミクロの物を観察することは難しい。