きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

人生はあきらめるとうまくいく(ひろさちや)

がんばるのは欲望の表れで、いちど満たされたとしても欲望は次々とわいてきて、いつかは疲れてしまう。がんばる生き方は不幸を招く。

「少欲知足」こそ幸せの方程式だ。欲を少なくし、もう元を取ったと考えることだ。欲望をコントロールすることはできない。すくなくするので精いっぱいだ。

どうにも立ち行かなくなっても居直ればいいし、無銭飲食でも刑務所でもいい。悪人になってしまおう。

人生の苦しみには究極的な原因があるわけでもない。つまり究極的な解決法もない。

子どもの今の幸せを奪って、将来の幸せのために鞭うつこともやめよう。

生きることはもともと苦しいものだ。家族とはどんな形であれいずれは別れることになるし、人はいつかは必ず死ぬ。そういうあきらめがあると今の現実に耐えやすい。しっかり諦めることができれば、がんばることもなくなるし、負け惜しみを言うこともなくなる。誰もがいつかは死ぬのだから、死ぬまでの間、幸せに生きればいい。長生きすることが幸せにつながるわけではない。長生きは単なる手段であって、長生きで不幸になることもある。

世間の価値観から抜け出し、世間をバカにしよう。うだつがあがり出世する人は、大なり小なり悪いことをしている。専門家もプロもその分野の奴隷である。スペシャリストはバカの代名詞と思って間違いない。

SNSを始めると、自分がどう賢く見られるか気にするようになる。賢く見られる必要もないし、正論なんていらない。

だれでもそのまんまでしか生きられない。それがあきらめの境地。そのまんまで、のんびり、ゆったり、楽しく生きよう。なんとかしなくちゃいけないとがんばるから、かえってつらくなる。