きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

生物学キーワード事典(垂水雄二)

確かに五十音順の用語解説なので事典とも言えるが、実際は最近の研究成果を踏まえた読み物である。五十音のそれぞれが1項目ずつ、つまり全50項目程度である。何よりも面白いのは、頭→遺伝子→運動→エネルギー→温度のように、つぎの項目へバトンを渡す際に関連付けがなされていること。牽強付会な渡し方もあるが、ごく自然で気づかないのもある。事典を通読したいと思ったのは初めてだ。巻末の読書案内も詳しい。

彼女の色に届くまで(似鳥鶏)

自分の画才は本物だと勘違いした高校生が学校の昇降口で出会った少女の才能に驚く。彼女の才能は油絵だけでなく、どこでも寝られることと、絵画にまつわる不可解な事件をあっさりと解いてしまうこと。だが彼女は画家としては致命的な過去を持っていた。

 

ブコメ要素たっぷりで楽しめるし、全体を通して伏線が張られている。緑に寄り添う桜という図式はアニメ映画でも観た気がするが、作品の筋を壊すものでもない。

 

MVPはヨーロッパで好き勝手している主人公の父。桜のことも知っていたのだろう。

一冊でわかるイギリス史(小林照夫)

英語の歴史が面白そうなので、少し踏み込んでイギリス史の本に手を出してみた。歴史だけだと馴染みが薄いのに内容が濃すぎて頭に入ってこなかった。もう少し気軽な読み物から入るべきだった。

IT MIGHT BE AN APPLE

ふと見つけたリンゴ1個からここまで想像が広がるのかと驚くばかり。まさに可能性は無限大。終盤では想像力を逞しくすることに留まらず、実行に移すことで結果が得られることも示唆している。

答えは本の中に隠れている(岩波ジュニア新書編集部)

本に出合って人生が変わる。

毎日楽しく生きたいとき、好きなことだけをしたいとき、悩みがあるときなど、どんな本を読んだらよいか。若い人向けに書かれたものだが、むかし若かった人も読んで損はない。

辛酸なめ子の現代社会学(辛酸なめ子)

2000年代に入ってからブームになった20の現象に著者自らが飛び込み1ページの鋭いコメントと漫画で笑い飛ばす。「相方の死を恍惚と想像する」など、笑えないものばかりだが、なるほどと頷けるものが多い。

世界でいちばん素敵な建築の教室

ヨーロッパ建築の移り変わり、日本建築、近代建築、現代建築、日本の建築家と写真を中心にQ&A形式で初心者にもわかりやすい。

個人的には近代建築が落ち着く。現代建築は見れば見るほど不安になってくる。