きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「繊細さん」の本(武田友紀)

背の高い人が慎重を縮めることができないように、「繊細さん」(HSPの人)が鈍感になったり、気づかずにいたりすることはできない。生まれつき繊細な人が鈍感になるということは自分の生き方を否定することになる。自分の繊細さを克服すべき課題と捉えるので…

心に火を灯す賢人の名言

勇気・癒し・情熱・感謝・希望・意志・人生の名言集。参考文献に名言集がずらり。

わたしを決めつけないで(アンソロジー、小林深雪ほか)

悩める小中学生に光が差す4編。

どうしたらいいかわからない君のための人生の歩き方図鑑(石井光太)

不登校、発達障害、家庭、身体、お金の悩みを抱えた児童はどのように助けを求めればいいかをアドバイス。家族や先生に相談しても変わらなければ第三者を頼ろう。具体的相談先の電話番号などもケース別にたくさん掲載されている。ただし、ルビが振っていない…

スガリさんの感想文はいつだって斜め上(平田駒)

「子どもは無知でも無能でもない。そして母親は博識でも万能でもない。」 昆虫大好き(食べ物的な意味で)で読書感想好きな女子高生のスガリさんに押し付けられた「こころ」「手袋を買いに」の感想文から、軟弱高身長系男性家庭科教師が事件を解決するお話し…

5秒後に意外な結末 アポロンの黄色い太陽

アポロンに見初められ、未来を予知する能力を授かったカッサンドラはアポロンが浮気をする未来を知ってしまいアポロンを避けるようになる。アポロンは怒り、人々がカッサンドラの話を信用しないように仕向ける。カサンドラ症候群の由来となるエピソードであ…

5秒後に意外な結末 ミノタウロスの青い迷宮

未来を知ってしまうと途端に人生はつまらないものになり果てる。 「花嫁の父」「人生の結末」「空缶の研究」「静寂」が面白かった。

日経サイエンス 2020年1月号 人口知性Artificial Imagination

・メコンデルタの危険な標高 科学技術も進歩しているし、標高調査などは衛星なり、ドローンなりで簡単だろうと思っていたが、そうではなかった。2002年のスペースシャトル「エンデバー」のデータをいまだに利用しているのだ。メコン川下流のデルタ地帯はデー…

あなたの隣の発達障害(本田秀夫)

人口比で15%近くいる発達障害の人がストレスなく生きていきやすい環境は、すべての人にとって快適な環境だ。身近に発達障害の人がいなくても、発達障害について知ることは生きやすい社会について知ることにもなる。 発達障害は生まれ持った特性で気の持ちよ…

九度目の十八歳を迎えた君と(浅倉秋成)

「彼女は年齢を患っているのだ」 高校の頃に心を寄せラブレターも書いたが返事をもらうこともかなわなかった。アラサーとなった主人公が通勤時の駅のホームでその子が昔のまま高校に通う姿を見かける。いったい何が起きているのか、なぜ彼女は18歳のままなの…

ポジティブの教科書(武田双雲)

東京理科大卒の書道家が幸せになる近道を語る。 幸せになる三つの簡単な基本は幸せを与えること、幸せであることに気づくこと、幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること。 捉え方をネガティブからポジティブにし、あらゆることに感謝をする。まず自分から与…

使い果たす習慣(森秋子)

物を整理していく本はたくさんあるが、この本は一歩も二歩も踏み込んでいる。物は手放すことで縛られた心も軽くなる。手放すコストも急上昇中。微妙な服、飽きた物は捨てる。足りないものは今あるもので工夫し、これはこう使うという固定観念を捨てる。洗面…

五分後に意外な結末ex オレンジ色に燃える呪文(桃戸ハル)

隙間時間に読める短編集。子どもたちにも人気。 「会えるのは一度だけ」「素敵なドラマ」「誕生」が特に面白かった。

あした、また学校で(工藤純子)

「優しいだけの人もいなければ、悪いだけの人もいない」 学校に何を期待しているのだろうか。先生に何を期待しているのだろうか。期待など捨てて、自分が行きたいと思える場所に変えるように働きかけてみる。うまくいかなければ学校など行かなくてもいい。 …

一生楽しく浪費するためのお金の話(劇団雌猫・篠田尚子)

一生楽しくオタ活を続けたいアラサー女子たちとフィナンシャルプランナーの話。最期までオタ活を続けるための柱は3つ。自分で使うお金は自分で稼ぐ。使える国の制度は徹底的に使い倒す。いざという時の3段階の備えをしておく。 ライフイベントは突然訪れる…

夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)

大正時代のような文体で感心したが飽きが早く来た。