2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
新しい二段ベッドをめぐり、兄妹が最初は上の段を取り合うが次第に相手のことがきになり思いやりの心を育むきっかけになる。 児童書には当たりはずれが大きくギャンブル的な要素がある。当たりはずれと言ってもコスパや面白さではない。心に響くもの、考えさ…
地理の基礎を身に付けながら人に話したくなる地理というコンセプトの本。何より驚くのは豊富な写真がすべて著者の手によるものということ。綺麗な写真を見ながら高校地理の基本用語を学び、地理と人々の暮らしのストーリーがわかる。写真も写真サイトの画像…
発達障害と複雑系PTSDの当事者である著者が生きづらさをかかえるすべての女性に捧ぐ。理解のある支援者に出会えたことが幸せ。各種セラピーの紹介もあるし、人生を導いてくれる書籍類の紹介と率直な意見がためになる。ザンネンな支援者や専門家、カルト、詐…
他人の価値観や目線に捉われないキッチンにすることで、自分はダメなのではないかという自己嫌悪から抜け出せる。自分がどうなりたいかを見つめ直し、変化を恐れない。自分にとって心地よい物を選び、思い通りに行ったという成功体験から自然と幸せをッ感じ…
合成生物学の立場から生命とは何か、生命の起源に答えを見つけようとする。合成生物学者たちに取材を重ね、最新の研究成果や今後の見通しも含め生命の謎に迫る。 シンプルな有機物から核酸、アミノ酸、リン脂質を合成し、「生きた」細胞にする。それぞれのス…
正義とは、ヒーローvs悪人のように誰にとっても明らかで単純明快なものではない。人々の信じる正義はおもに3つに分けられる。平等の正義(功利主義)、自由の正義(自由主義)、宗教の正義(直観主義)だ。功利主義の幼馴染、自由主義の先輩、直観主義の副…
人口知能の本格的普及で社会が大きく変わろうとしている。基礎から積み上げ、教師が正解の導き方を教えるという今の教育手法も見直す時期に来ている。 AIに仕事を奪われると考えるのではなく、AIの研究から得られたことを教育に生かせると考えよう。AIが飛躍…
私たちが普段感じていること、見聞きしていることはすべて脳が作りだした幻である。たとえば色はこの世には存在しない。あるのは波長のちがう光(電磁波)だけで、脳がそれを「色」として解釈しているに過ぎない。人間が色を感じるのは、食べ物が安全か、食…
突然キレる、パワハラ、セクハラ、イヤミを言うヤツなど37の困ったヤツらに主にビジネスシーンでの対応の仕方をアドバイスする。ムカつくヤツらの心理的要因が理解できるだけでもムカつきは半減する。なんでそんなことを言うのかわかるだけでも、こちらが上…
心理的虐待マルトリートメントで子どもの脳が変質してしまうことを「子どもの脳を傷つける大人たち」で知った。今回は脳を傷つけないようにするにはどうするか、傷つけてしまったかもしれないがどうしたらよいかという点について、マンガ、イラストを交えて…
マンションで一人暮らしだった姑の遺品整理を一人で担うことになるも、想定外の遺品整理の困難で途方に暮れる。孤立無援と思われたが少しずつ周囲の助けを借りられるようになっていく。ミステリー要素もあり、楽しみながら読める。まずは自分から身軽にしな…
黒髪ロングのアラサー独身美女で論理オタクの叔母が解決したはずの殺人事件の真相を証明してく。最大のトリックは・・・。ラブコメ風味のラノベらしい設定で論理学も学べる。
大人が喜ぶ答えではなく、自分の心が喜ぶ答えを探してみよう。 38の子どもらしい質問にさまざまな解決方法を提案。ただし、正解ではなく、考え方のヒント。 各項目の最後のマンガもシュールな笑いをさそって気持ちをほぐしてくれる。 第1章 整理整頓と清潔…
・カンブリア前夜 カンブリア爆発はエディアカラ紀に助走が始まっていた。 哺乳類や魚類など、現生動物の共通祖先となる最初の左右相称動物がエディアカラ紀には登場していた可能性が高まった。 ・天気の子の空 積乱雲の一生の説明がとても分かりやすい。 ・…
いろ、かず、かたちに親しむ知育本。クイズもあって、楽しく読んで学べる。
親が子を思い、子は親を想う。家族を思う大切さに気付く。
「いま君は、大きな苦しみを感じている。 なぜそれほど苦しまなければならないのか。 それはね、コペル君、 君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。 『死んでしまいたい』と思うほど自分を責めるのは、 君が正しい生き方を強く求めているからだ」 中…
スクールカウンセラーで心療内科医の著者が悩める小学生の相談に乗る。 ほんとうに大切なことは2つだけ。 ・あなたは、とても大切な、かけがえのない存在である。 ・人のことを傷つけていい人なんてこの世にひとりもいないし、 あなたは傷つけられても仕方…
心も体も衰えを感じやすい時期で不安を抱えてしまう人も出てくる。「5年後にはこんな自分でありたい」「この目標に向かって次の10年を進もう」といったビジョンを描きながら生きていけば、日々の暮らし方を前向きに見直せる。 身の回りのものを整理して身軽…
科学随筆。 踏み込んだ見方をしていて読み応えもあり、学生時代を思い出しなつかしく読み進めた。が、著者紹介を最初に見た時に頭をよぎった不安が第四章で的中してしまいとても残念。読む気が失せたがお金を出して買ったこともあり、残りは消化試合となった…
きのくに国際専修学校で行われた2日間の特別講義を書籍化。 先生の役割とは、一つの狭い常識の中で生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれること。 オーストラリアの国旗の話は面白い。距離を…
人里離れた山中で新興宗教団体が集団自殺し、一人の少女だけが生還する。探偵はすべての可能性を否定し、推理合戦の末、仮説をことごとく崩していく。そして事件が「奇蹟」であることを証明しようとする。 中国語満載の出だしがきついが、そこさえ乗り越えら…
日本の観光列車の種類が豊富なのに驚かされる。写真を見ているだけでも飽きない。食を求めたり、展望を求めたりと、さまざまな観光列車が運行されている。
気候変動で気象現象も従来とは質がことなってきている。洪水の存在を受け入れて、持続性のある社会を目指したい。人口増加期に安価な土地を求める人が増え、水害リスクの高い土地が都市化した。洪水は起こるものという前提で準備を整えたい。洪水は自然現象…
「女の子の学力の伸ばし方」と同時刊行。半分くらいは内容が重複する。最も重要だし実行可能なのは第六章「成績が伸びる子の親がこっそりやっている26の習慣」の部分で、子供をコントロールするより、まずは親が環境づくりをすることが大切。