2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
SF寄りのミステリー連作。 事件や事故、殺人も起きるが、謎解きをして犯人捜しをすることを迫られるようなものではなく、時間を置いて振り返ったり、主人公が取材したりしたことから真相がわかるようになる。 内容とは関連がないが、本書は日焼けに弱い紙を…
女性向けに、シンプルな生活を送るためのヒント。特に服についてのページが参考になる。 シンプルライフの目的は究極的には、お金に執着せず、物を捨て、部屋を片付けることで、余計な執着、迷いも捨て、心も整理し、心地よく豊かな生活を送ること。不要なモ…
パスタのゆで時間を5分の1にするイタリアの知恵、窓ガラスや鏡をピカピカにするヨーロッパの知恵、バナナを傷みにくくするテクニックなど、世界の裏ワザを200も集め紹介している。裏ワザがなぜ効果的なのかを解説している部分もありためになる。何よりも、…
「くだん」という単語をご存知だろうか。漢字だと、「件」と書く。 国語辞典を見ると、「前に述べたこと」とか「例のこと」とか、そういう用法が出てくる。「くだんのことで相談がある」といった具合に使われる。 でも、俺が言いたいのはそっちじゃない。 「…
アカメガシワの葉はなぜ赤いのか、サルスベリは本当に100日咲くのか、ヒガンバナは本当に彼岸に咲くのか。市川市に住む著者が地元を中心にした長年の自然観察の記録。疑問に思ったことは実際に確かめてみる。自分の住んでいるところの自然を観察してみたい。…
舞踏家の父と二人で暮らす小6の朔の夢は小説家になること。父は仕事でほとんど家に帰らないし、担任の教師も朔を理解せず、身近に頼れる大人がいない。クラスでは気の強い鹿山さん、優しい田島君と友情を深めるが、近づいたり離れたりを繰り返す。そして、…
仕事の激務からうつ病になってしまったツレとの暮らしを漫画で表現。体験談として参考になる。私もセロトニン不足には気を付けたい。 「その後のツレがうつになりまして」(続編) 一冊目よりも客観的になっている。良い対処、悪い対処もわかりやすい。 うつ…
東京エスカレーターを主宰する著者が心配性の人向けの一人旅のコツを伝授。 共感できる部分も多く、参考になる。身近な人、特に目上の人には旅先でのアドバイスを聞いてはいけない。 定番の観光名所にこだわらず、上手に回れたかなどどうでもよい。旅の目的…
現在も活躍している日本人を中心に大勢の神童をまとめている。とりたてて勉強することもなく興味あることに熱中していたらトップに立っていた。読んだ本はすぐに理解でき、図書館の本も読みつくす。そういう神童たちが日本を世界を支えてくれている。
エッセイ集+書評集+短編2編 実際に読みたくなる書評集がすばらしい。 世界はしっかりした人たちに支えられている。自分一人の失敗なんかどうってことないし、頑張らなくてもいいや。
よくある誤用も多くの人が使っていくうちに正式な用法の一つになっていく。
矯正施設や精神科医の取材を通して発達障害と少年犯罪には関連があるかを明らかにしていく。NNNドキュメントで放送できなかった部分まで深く切り込んでいる。
最愛の夫に先立たれた麻緒はまだ三十代だが、夫の後を追うことに決め身辺整理を始めた。首吊り用のロープを買った帰りに「終末の洋裁教室」のチラシが目に入る。洋裁教室に通う中で生きようとする気持ちが芽生え始めていく。 生きる力をどのようにして手に入…
今月号はAIと自殺防止の記事を読んだ。 ◆AIの身体性(Self-Taught Robots) 体験を通して自律的に学ぶロボットにより、ロボット工学の進歩と子供の発達に関する知見が得られる。 脳は絶えず未来を予測しようと試みている。脳の高次の処理中枢は感覚器から受け…
全寮制フリースクール元気学園校長による不登校の子どもに関する本。 当事者自身が抵抗勢力になるため不登校の解決は容易ではない。本来の不登校の原因となる悩みと、子どもの拒絶に家族が反応して起こるものをを区別する。子どもはあれもイヤ、これもイヤと…
タイトルと裏表紙の紹介から想像したのは殺人嗜好を持つ4人の女性の物語だろうということ。実際は全然違っていた。1人で4冊もの長い手記を書いたのだ。何のため?入れ替わり妄想で主人公は統合失調症なのか?性別を曖昧にした目的は?そもそもノートの告…
年上の主婦とコスプレセックスを重ねる高校生の斉藤。姑に不妊治療を強制される女性。やっかいなものを何とか乗り越えようとするのではく、抱えたまま生きていく物語。お金とセックスは生きていくのに必要で避けて通れない。「ミクマリ」を含む5つの連作。R…
保身に走り、属性や肩書でしか人を判断できない人がはびこっている。女性の中でも進む現代人の「ジジイ」化に焦点をあて、生涯現役社会で輝くヒントを紹介。「このままではつまらない人生になってしまう」と自ら思い、人格的成長を目指したい。
第一次から第三時に至るAIブームの変遷を踏まえて、AIの本質をみつめ、今後のAIの狙いや行方を分析することを目的とした本。哲学的なアプローチに比重を置いている。耳にしたことがない哲学用語が飛び交う中、第6章が比較的よくまとまっている。
独特の暮らし方をしている6人の女性作家の短編集。モヤモヤとした物語、奇妙で不思議な物語、脚色の加わった物語、希望の物語といろいろ楽しめる。気になったのは「メアリーとセッツ」と「戦うなと彼らは言った」 「メアリーとセッツ」は読み直してみたけど…
夢の中の世界。いつ目覚めるのかと思っていると読みながら寝てしまった。翌日、トツマツって誰だろうと思いつつ先を進めるも5節までで再び撃沈。無事に書斎へ差し戻すことになった。
「新しい移動」をテーマにしたショートショートアンソロジー。ショートショートらしいオチもあるし、人情もあって楽しめる。未来の移動に思いをはせるとAIや自動運転が思い浮かぶがそれだけではない。新しいアイディアで移動が楽しくなると良い。「山へ帰る…
一般的にADHDやASDを持つ人は、美術家や漫画家、研究者に向いていると言われているが、すでに職に就いている人や訓練をしている人は方向を変えにくい。本書はオフィスでの仕事の仕方に的を絞った内容になっている。文具やアプリの工夫、WORD、EXCELの機…
字のない絵本。ディストピアから逃れ、移民として住み始めた街では言葉も通じず、奇妙な生物が暮らし、見たこともない道具ばかり。それでも生きていくためには仕事をし食べていかねばならない。無声映画のセピア色の映像が流れていくようだ。
「知らない人についていかない。声をかけられたら逃げる」 このような注意では防犯教育にならない。まず「知らない人」というのが大人と子どもでは違う。登下校でよく見かける人は、話したことがなくても子どもにとっては知っている人になってしまう。変な人…
親密さと対人距離の関係について、10に分類したパーソナリティでグラフ化したデータを豊富に使って解説。後半は対人関係を操る技術、幸福な対人関係の築き方について。 10のパーソナリティー(障害とまでは言えないが、誰でも偏りはある) ①回避性パーソナリ…
ゾウの鼻はなぜ長いか、キリンの首はなぜ長いかなど、生物の形態や生活にまつわる不思議を全ページカラーイラストで解き明かしていく。絶滅してしまった関連動物のイラストも併せて掲載。中には解けていない謎もある。 およそ40億年前に生物が誕生して以来、…
俗語は一般語以上に感情、心情をストレートに表現したり、相手への印象や場の雰囲気を和らげたりできるが、時代と共に消えていったものが多い。俗語を12のカテゴリーに分類し、それぞれの俗語がどのようにして生まれ、使われ、そして消えていったかを考察し…
日本が始まってから、人口・経済規模は大きくなり続けてきた。2010年に人口減少に転じ、今後も人口減少が続く。生態学と経済学は似ているが、経済学は規模の拡大を前提とした研究ばかりである。縮む世界で生き延びる生物の生き延び方を参考に、今後の経済や…
着物や芸能は日本語でも馴染みがなく勉強になる。当然かもしれないが、対応する英語のない物も多い。この本はシリーズの一冊で、文様・模様に興味がありこの本にしたが、和食・年中行事編も読むつもり。