きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

教育・子育て

イラストでわかる 怒らずのばす育て方(篠真希)

前半はアンガーマネジメントについて、後半で38のシーン別の悪い叱り方、良い声掛けについて。 自分のイライラにのまれず、自分の感情をコントロールする術を身に付ける。子どもの成長を考えたうえで、どういった言葉がけが効果的か。怒りが湧きやすい6つの…

AIに負けない「教育」(渡部信一)

人口知能の本格的普及で社会が大きく変わろうとしている。基礎から積み上げ、教師が正解の導き方を教えるという今の教育手法も見直す時期に来ている。 AIに仕事を奪われると考えるのではなく、AIの研究から得られたことを教育に生かせると考えよう。AIが飛躍…

マンガですっきりわかる 脳を傷つけない子育て(友田明美)

心理的虐待マルトリートメントで子どもの脳が変質してしまうことを「子どもの脳を傷つける大人たち」で知った。今回は脳を傷つけないようにするにはどうするか、傷つけてしまったかもしれないがどうしたらよいかという点について、マンガ、イラストを交えて…

大人になる前におぼえておきたい こんなときどうする!?かいけつブック(辰巳渚)

大人が喜ぶ答えではなく、自分の心が喜ぶ答えを探してみよう。 38の子どもらしい質問にさまざまな解決方法を提案。ただし、正解ではなく、考え方のヒント。 各項目の最後のマンガもシュールな笑いをさそって気持ちをほぐしてくれる。 第1章 整理整頓と清潔…

ハッピースクール開校 友だち、勉強、家ぞくのなやみ あけはし先生にきいてみよう(明橋大二)

スクールカウンセラーで心療内科医の著者が悩める小学生の相談に乗る。 ほんとうに大切なことは2つだけ。 ・あなたは、とても大切な、かけがえのない存在である。 ・人のことを傷つけていい人なんてこの世にひとりもいないし、 あなたは傷つけられても仕方…

男の子の学力の伸ばし方(富永雄輔)

「女の子の学力の伸ばし方」と同時刊行。半分くらいは内容が重複する。最も重要だし実行可能なのは第六章「成績が伸びる子の親がこっそりやっている26の習慣」の部分で、子供をコントロールするより、まずは親が環境づくりをすることが大切。

うちのでこぼこ兄弟 発達障害子育て絵日記(寺島ヒロ)

発達障害を持つ兄と妹を育てる両親も発達障害だった。 発達障害の現れ方は千差万別でその一例を見ることができる。そして、この本は発達障害を知ることよりも子育てへの向かい方を教えられる。おおらかな両親に見守られているからこそ、兄妹に二次障害も現れ…

集中できる子が育つモンテッソーリの紙あそび(百枝義雄、百枝知亜紀)

ハサミを使えるようになった子どもむけの紙遊び案内。作り方と型紙でほとんどのページを占めている。 ハサミはいきなり使えるようにはならない。まずは肩を意図的に動かせるようになり、腕を伸ばせるようになり、グー・パーができるようになり、5本の指を独…

進化する勉強法(竹内龍人)

日本女子大人間社会学部の著者が実験社会学の立場から効率的な勉強法について伝える本。 IQよりも成績に影響するものは何か?集中力を切らさないコツは?やる気を出すには?漢字の覚え方は?分散学習とは?テスト効果とは?頭が真っ白になってしまうときの対…

そのイタズラは子どもが伸びるサインです(伊藤美佳)

幼児期の子のいたずらには能力を伸ばすチャンスが隠れている。夢中になれるおもちゃに出会うと子どもは変わる。言うことを聞き、手のかからない子だと助かるが、一方でそういう子は成長後も自分からは動けない子になりがちである。手指を使うイタズラをして…

漢字の本 となえておぼえる下村式

絵描き歌のように唱えて漢字を覚える本。覚えにくい漢字を書くのに便利。象形文字に遡って漢字の成り立ちを紐解いているのがさらに役立つし興味深い。

女の子の学力を大きく伸ばす育て方(江藤真規)

娘二人も東大を卒業し、自身も東大卒で教育コーチングオフィス「最多コーディネーション」代表の著者が、女の子の学力を伸ばすポイントについて解説。褒める、考えさせる、可能性を広げるだけではない。女の子だからこそ陥りがちな落とし穴もある。現状をい…

パパのための娘トリセツ(小野寺敦子)

発達心理学のアプローチから、成長時期ごとの子育てのポイントを解説。 発達心理学の調査によると、成人した娘の選ぶパートナーは良くも悪くも父親がモデルになり、しかも父親とにた夫を選んだ娘の結婚生活の満足度は高い。娘は育てられながら、自分の父親が…

自己肯定感がドーンと下がったとき読む本(古宮昇)

自己肯定感とは自分を大切に思える気持ち。ちょっとうまくいかなかったり、人間関係でつまづいたりしても自分を嫌いにならず、自分を好きと思える気持ち。自己肯定感は一定ではなく上下する。自己肯定感がドーンと下がり、本来の自分に戻れなくなったときは…

いい親よりも大切なこと(小竹めぐみ、小笠原舞)

副題 こどものために「しなくていいこと」こんなにあった! 現場の保育士の目線から、不安を抱えるママに贈る本。写真で紹介されている遊びも参考になる。 「いい親にならなきゃ」という考えは時には自分と子どもを追い詰めてしまう。手を抜いても大丈夫。大…

困った悩みが消える感情整理法(水島広子)

自分が深く悩んでいるとき、他の人は幸せで気楽に生きているように見えがちだが、実はほとんどの人が何かしら悩んでいる。「あの人も悩んでいるんだ」と知ることは、視野を広げ心を楽にするし、一見自分の悩みとは関係なく思えるものでも、自分のヒントにな…

発達障害とグレーゾーン 子どもの未来を変えるお母さんの教室(吉野加容子)

発達が気になる子を伸ばすカギは親子のコミュニケーションにある。コミュニケーションを変えるだけで子育てがラクになる。お母さんは頑張る必要はない。いつもの言葉を少し変えるだけで良い方向に動き出す。 子どもが失敗をする→お母さんが怒る→子供が犯行を…

子どもの脳を傷つける親たち(友田明美)

子どもの脳には敏感期があり、胎児期、乳幼児期、思春期にに強いストレスにさらされると生き延びるための防衛反応が起き、脳が物理的に変化し、脳機能にも影響を与える。従来は虐待という言葉が使われてきたが本書では「子どもに対する不適切な関わり」とい…

不登校になったら最初に読む本(小林高子)

全寮制フリースクール元気学園校長による不登校の子どもに関する本。 当事者自身が抵抗勢力になるため不登校の解決は容易ではない。本来の不登校の原因となる悩みと、子どもの拒絶に家族が反応して起こるものをを区別する。子どもはあれもイヤ、これもイヤと…

うちの子、安全だいじょうぶ?(宮田美恵子)

「知らない人についていかない。声をかけられたら逃げる」 このような注意では防犯教育にならない。まず「知らない人」というのが大人と子どもでは違う。登下校でよく見かける人は、話したことがなくても子どもにとっては知っている人になってしまう。変な人…

自分で考えて動ける子になるモンテッソーリの育て方(上谷君枝、石田登喜恵)

すぐ手助けするより、じっくり見守るをモットーに久我山こどもの家で活動する著者たちが幼児期の子どもとのかかわり方について解説している本。 子どもは本来、自分で成長していこうとする生命力を持っていて、適切な時期に適切な環境が与えられば、自分の力…

脇道にそれる(尹雄大)

筆者自身の生い立ちも振り返り、大勢の人からインタビューをして考えたことを書いている。他人の評価のみに依存し自分を社会や常識の枠にはめようとする生き方だと、いつになっても自信が持てず自分と向き合うことなど夢であると繰り返し述べている。 効率や…

かんがえる子ども(安野光雅)

じぶんから考える子どもになってほしい。そういう子どもが増えてほしいと思うすべての人に読んでもらいたい本。 子どもは誰でも空想の世界で遊んでいる。ありもしないことを本当らしく話したり、ルールのある野球でも、都合の良いルールを作りだしそれを正し…

子どもの性同一性障害に向き合う(西野明樹)

自身も性同一性障害である臨床心理士による、性同一性障害の人と向き合うための本。 よく知らない他者の性別を認識するときに人は、耳や目から相手の情報を取り入れ、それをもとに性別を無意識に判別している。実際の性同一性障害は、男性の性質と女性の性質…

かんもくって何なの!?しゃべれない日々を抜け出た私(モリナガアメ)

場面緘黙症だった筆者が、自分の幼少期から場面緘黙症になり社会人になって場面緘黙症に気づくまでを漫画仕立てで振り返っている。 軽く考えがちだったが、私の周囲にも近い様子の子がいた。場面緘黙症の可能性を考えていたら対応が違っただろう。 最初の登…

発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本(藤野博)

テクニックに頼らず、発達障害の子の会話力をつけることを詳しく解説してある。ASD、ADHD、LDのタイプ別に対応の仕方が具体的である。特にASDの子について詳しい。 よくあるテクニックも書かれているが、テクニックは場面が限定されている。どんなに対人スキ…

自分から勉強する子の親がしていること(大塚隆司)

子どもが勉強を好きになり、成績がぐんぐん伸びる。だれもが望んでいることだが、それはなかなか思うようにいかないことの裏返しでもある。著者が語りかけてくるように、とても読みやすい。 勉強は自分のためにすると考えるのは思春期以降で、思春期前の子ど…