きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日経サイエンス 2018年5月号 暗黒物質

今月号は暗黒物質と仮想通貨についてわかりやすい。 ・暗黒物質 暗黒物質の最有力候補だったWIMP(weakly interacting massive particles)は存在の兆候も発見されず、アクシオン、ステライルニュートリノ、原始ブラックホールなど他の候補を探す動きが進んで…

もじ鉄 書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標(石川祐基)

駅名標の書体という新しい切り口から、鉄道にまつわるあれこれも加え、著者が全国で撮影した写真を載せている。これだけの素晴らしい写真を撮るのは並大抵の努力ではないだろう。著者の鉄道への愛を感じる。 ただ、誤植が多いのが気になる。前後から補完でき…

かんもくって何なの!?しゃべれない日々を抜け出た私(モリナガアメ)

場面緘黙症だった筆者が、自分の幼少期から場面緘黙症になり社会人になって場面緘黙症に気づくまでを漫画仕立てで振り返っている。 軽く考えがちだったが、私の周囲にも近い様子の子がいた。場面緘黙症の可能性を考えていたら対応が違っただろう。 最初の登…

みさと町立図書館分館(高森美由紀)

北国の町立図書館分館で3人で働く遥は3年前に父の定年退職間際で母を脳卒中で亡くし、今は父と二人暮らし。分館での仕事は、利用者からの理不尽な要求も多々ある中で業務を淡々とこなす。無気力になってしまった父もゆっくりゆっくりと自分を動かし始めた…

知って楽しいわさび旅(産業編集センター)

大人の学び旅シリーズの3冊目。 わさびをテーマにわさび田の見学、周辺の観光について大きなカラー写真をたくさんつかって紹介している。はじめにわさびの基礎知識のあと、静岡県有東木、中伊豆、長野県安曇野、東京都奥多摩の4つのわさび田の紹介と、コラ…

偉人たちのあんまりな死に方(ジョージア・ブラッグ)

原題:HOW THEY CORAKED The Awful Ends of the Awfully Famous 欧米の19人の偉人の死について、単に死因だけを挙げるのではなく、どのようなプロセスを経て死に至ったか、また、遺体の取り扱いについても生々しく述べている。故人や遺族の意思に反して切り…

50過ぎたら、家事はわり算、知恵はかけ算(沖幸子)

生活評論家で、家事サポート会社代表の著者が、体力の衰えを感じた人に贈る本。これからの人生を明るく充実させる上手な生き方暮らし方の上等な「かくし味」を教えてくれる。人生にはどんなことも遅すぎることはない。家事をダウンサイジングしよう。 心穏や…

この島でいちばん高いところ(近藤史恵)

「守ってあげたい、と思える人がいることは、感謝すべきことなのかもしれない」 無人島をテーマとしたテーマ競作の中編ミステリー。5人の女子高生が海水浴で訪れた宿で近くの無人島を紹介される。帰りの船に乗り遅れ、無人島に取り残される。本土と無人島を…

学校のぶたぶた(矢崎存美)

中学校にスクールカウンセラーとして山崎ぶたぶたがやってきた。ぶたのぬいぐるは、なぜか話もできるしお弁当も食べる。癒しというよりは驚きの存在である。

雪子さんの足音(木村紅美)

大学時代の下宿の大家さんだった雪子さんが亡くなった。雪子さんは食事の世話だけでなく金銭的な援助も惜しみなくしてくれたが、プライバシーに深入りされることに耐えられなくなり逃げ出してしまう。 据え膳は食べておいた方が良かったのだろうか。いや、ふ…

大人の発達障害 アスペルガー症候群、ADHDを解決するコツがわかる本(司馬理英子)

発達障害の中でもアスペルガー症候群とADHD、特に対人関係で問題を抱えやすいあるぺるがー症候群についてページを多く割いている。大人の発達障害の独特の対応についてわかりやすい。夫婦間のトラブル、育児のトラブル、会社でのトラブルなど、場面別に応じ…

東京大学が文京区になかったら(伊藤毅)

文京区ができてから70年という節目で、今の文京区に東京大学がどのような役割を果たしてきたかを地理的、歴史的要因から解明する本。主に江戸末期から明治期にかけての変遷を地図や当時の写真などを交えて解説してある。カシミールを使った巻頭の地図がわか…

妖盗S79号(泡坂妻夫)

神出鬼没の怪盗S79号が宝石、絵画などを盗んでいく12の連作。専従捜査班もいて、ルパン3世のよう。S79号が人を傷つけることはない一方で、連続殺人事件も続く。「目元がきりりと張り、小さく突き出た鼻の下に形の良い赤い唇がある女性」がポイントかもしれ…

東京スリバチ地形散歩 多摩武蔵野編

東京スリバチ学会による多摩地域のスリバチ散歩案内。概要につづき、井の頭池、善福寺池、三宝寺池、小金井、国分寺、東久留米、東村山、府中、国立、立川、羽村、青梅、八王子、稲城、町田、日野と、大きな地図、写真入りで散歩の楽しさがよくわかる。 青梅…

世界史 意外な結末大全

古今東西の世界史上の著名人物の知られざる姿や後日談を紹介している。多くの人物にスポットライトを当てているのはいいが、そのぶんだけ馴染みのない人物も登場する。興味のある人物に絞って拾い読みするのが良いだろう。

悲しい話は終わりにしよう(小嶋陽太郎)

冷めた目で周りを見てしまう男子中学生の佐野、何事にも無気力な男子大学生の市川。ともに信州松本に暮らす相似形の二人の話が交互に語られていく。二人には何かの関係があるのか、社会とのつながりは取り戻せるのだろうか。

第一人者が明かす 光触媒のすべて(藤島昭)

酸化チタンに光を照射すると水から酸素が得られることを発見した著者による、光触媒のしくみ、用途などの解説。 酸化チタンの光触媒反応は強い酸化分解力と超親水性による。酸化分解力はあらゆる有機化合物を二酸化炭素まで酸化し、水をも酸化してしまう。こ…

人魚の石(田辺青蛙)

寂れた村の朽ちかけた寺に棲む男の人魚と、寺を継ぐために戻ってきた次男と、不思議な力を持ついろいろな石の話。後半には予想外の展開が待っている。若干消化不良の気もするが、充分楽しめる。 人魚は男だけかと思っていたが、祖父の日記からすると女の人魚…

楽園のカンヴァス(原田マハ)

美術館の監視員をしている織絵は高校生の娘と合わず、家に居場所がない。自分を殺して美術館の監視員として勤しむには訳があった。17年前に画家アンリ・ルソーの研究をしていた時に、カタログにも載っていない幻の作品の鑑定を依頼されたのだ。しかも、考え…

あなたを悩ます困った人 障害やこころの病気を理解する(柴田豊幸)

「困った人」の中には障害やこころの病気が原因の人もいる。生きにくさを感じている本人や対応に悩んでいる人のための本。中にはクレーマーやモンスターとなる人もいるが、障害の特性を理解すれば、感情的にならずに対処できる場合もある。 ASD、ADHD、パー…