きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

ノンフィクション

「繊細さん」の本(武田友紀)

背の高い人が慎重を縮めることができないように、「繊細さん」(HSPの人)が鈍感になったり、気づかずにいたりすることはできない。生まれつき繊細な人が鈍感になるということは自分の生き方を否定することになる。自分の繊細さを克服すべき課題と捉えるので…

心に火を灯す賢人の名言

勇気・癒し・情熱・感謝・希望・意志・人生の名言集。参考文献に名言集がずらり。

どうしたらいいかわからない君のための人生の歩き方図鑑(石井光太)

不登校、発達障害、家庭、身体、お金の悩みを抱えた児童はどのように助けを求めればいいかをアドバイス。家族や先生に相談しても変わらなければ第三者を頼ろう。具体的相談先の電話番号などもケース別にたくさん掲載されている。ただし、ルビが振っていない…

日経サイエンス 2020年1月号 人口知性Artificial Imagination

・メコンデルタの危険な標高 科学技術も進歩しているし、標高調査などは衛星なり、ドローンなりで簡単だろうと思っていたが、そうではなかった。2002年のスペースシャトル「エンデバー」のデータをいまだに利用しているのだ。メコン川下流のデルタ地帯はデー…

あなたの隣の発達障害(本田秀夫)

人口比で15%近くいる発達障害の人がストレスなく生きていきやすい環境は、すべての人にとって快適な環境だ。身近に発達障害の人がいなくても、発達障害について知ることは生きやすい社会について知ることにもなる。 発達障害は生まれ持った特性で気の持ちよ…

ポジティブの教科書(武田双雲)

東京理科大卒の書道家が幸せになる近道を語る。 幸せになる三つの簡単な基本は幸せを与えること、幸せであることに気づくこと、幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること。 捉え方をネガティブからポジティブにし、あらゆることに感謝をする。まず自分から与…

使い果たす習慣(森秋子)

物を整理していく本はたくさんあるが、この本は一歩も二歩も踏み込んでいる。物は手放すことで縛られた心も軽くなる。手放すコストも急上昇中。微妙な服、飽きた物は捨てる。足りないものは今あるもので工夫し、これはこう使うという固定観念を捨てる。洗面…

一生楽しく浪費するためのお金の話(劇団雌猫・篠田尚子)

一生楽しくオタ活を続けたいアラサー女子たちとフィナンシャルプランナーの話。最期までオタ活を続けるための柱は3つ。自分で使うお金は自分で稼ぐ。使える国の制度は徹底的に使い倒す。いざという時の3段階の備えをしておく。 ライフイベントは突然訪れる…

10代のための疲れた心がラクになる本(長沼睦雄)

知識がつくと、自分の病態に向き合う姿勢が変わり行動に移せるようになる。どうすることが自分自身をラクにするのか、心の声を聞いて、一歩踏み出そう。ストレスとは何かの刺激によって心に負荷がかかる状態で、ストレスは心だけでなく体にも負荷をかけてい…

妻の地雷を踏まない本(鶴田豊数)

地雷を土足で何度も踏みまくる4コマ漫画が面白い。 夫婦関係が安定していることは大切だ。しかし夫と妻の認知にずれがあり、相手への期待と現実の言動のギャップは埋めがたい。言葉を文字通りに使う夫と深読みする妻。家のことは妻がやると思っている夫と、…

少女奇譚(川奈まり子)

実録少女超常現象集。ありそうでなさそうだけどありそうな話。寝る前に読むとトイレに行けなくなる。

謎解き西洋絵画(木村泰司)

西洋絵画に隠された意味を様々な角度から見直す。 奇行も相まって印象に残るのはやはりゴッホだ。絵画と言えば外部からの「印象」をえ描くのが常識だったが、ゴッホは画家の内面を「表現」することを始めた画家である。言われてみると当然だが、狂気の画家と…

漢字で読み解く日本の神様(山口謡司)

「神」という字の左側は祖先の霊を祭る祭壇の形、右側は稲妻が伸びる形を表し、あわせると不可知な自然の力や、目に見えない心の働きを表している。 漢字の意味や成り立ちを象形文字までさかのぼることで日本の神々の名に込められた意味を読み解く。 多くの…

植物たちの戦争(日本植物病理学会)

ヒトに対して病原性を示す微生物は細菌とウイルスが主で、真菌では水虫やカンジダ症などごく一部に過ぎない。一方で植物に対し病原性を示すのはほとんどが真菌だ。病原性を示す真菌は殺生菌と絶対寄生菌に分けられる。殺生菌は宿主範囲が広めだが、感染力は…

読書はアウトプットが99%

ビジネスパーソン、特にリーダーや経営者を目指す人は読んでおきたい。 私も本は読むようになったが、アウトプットは自分用のメモ程度であまり意識していなかった。読むだけで終わらずにプラスアルファを考えてみたい。

自分探しと楽しさについて(森博嗣)

背中を押してもらいたいとみんな思っている。

あした死んでもいい片付け 実践!覚悟の生前整理(ごんおばちゃま)

年齢にかからわず、思い立ったときが生前整理のとき。覚悟を決めれば、気持ちに応じて不要なものはなくなる。三途の川を渡るとき、なにひとつ持っていけないし、覚悟を決めれて取り掛かれば「モノがなくても幸せ」と思えるようになる。 第二の人生に向け引っ…

陰陽五行でわかる日本のならわし(長田なお)

5世紀に中国から伝わった陰陽五行は日本の暮らしに根付き、ならわしとして今でも暮らしの一部となっている。 神社、相撲、年中行事が陰陽五行に深くかかわっている。当たらな視点で楽しめそう。

一生ついてまわる 家事のキホンが身につく本(大人の常識研究会)

大人とは自分のことを自分でする人のこと。みだしなみ、バランスのとれた食事、それに家事は大人になってからでは身に付きにくい。これらの大事なポイントが欠けると信用、健康、お金を気づかぬうちに失うことになる。中学生のうちから実行に移していくのが…

心の病気ってなんだろう?(松本卓也)

「中学生の質問箱」シリーズの一冊。第一章で心の病気とは何かの概要を説明し、第2章で7つのタイプに分けて、それぞれの病気を持つ人がどんなことに困っているか、どのような治療が適しているかを話す。最後の第3章では、心の病気でも暮らしやすい社会を…

マンガ 自営業の老後(上田惣子)

自営業、フリーランスはいつも順風満帆とは限らない。仕事が減る、身体を壊すなどで貯金は簡単に底をつく。生涯収支をだすことで、何にいくらかけたいか見えてくるし、自分が価値を感じていることから順にお金をかけようとういう意識が生まれる。順調なとき…

イラストでわかる 怒らずのばす育て方(篠真希)

前半はアンガーマネジメントについて、後半で38のシーン別の悪い叱り方、良い声掛けについて。 自分のイライラにのまれず、自分の感情をコントロールする術を身に付ける。子どもの成長を考えたうえで、どういった言葉がけが効果的か。怒りが湧きやすい6つの…

人生はあきらめるとうまくいく(ひろさちや)

がんばるのは欲望の表れで、いちど満たされたとしても欲望は次々とわいてきて、いつかは疲れてしまう。がんばる生き方は不幸を招く。 「少欲知足」こそ幸せの方程式だ。欲を少なくし、もう元を取ったと考えることだ。欲望をコントロールすることはできない。…

LD(学習障害)の子どもが困っていること(宮尾益知)

家庭、勉強、友だち、進学など将来の不安を減らすにはどうしたらよいか。保護者、先生向けにしてほしいサポートをイラスト入りで解説。相談機関の具体例や相談の仕方も参考になる。

アサーティブトレーニングガイドブック(海原純子)

昭和女子大学での人気の「アサーティブ講座」のエッセンスをまとめた本。読者として女性を想定している。アサーティブとは「正直に居心地よく、自分の気持ちを表現すること。他人の権利を否定せず尊重しながら自分の権利を使えること」で、自分も相手も大切…

菌は語る(星野保)

雪の下の菌を追う菌博士がテンションマックスで菌について語る。意図せず読者を凍らせるこおりタイプの著者が雪腐菌への熱い思いをぶちまける。

しょぼい起業で生きていく(えらいてんちょう)

嫌なことから逃げないと人間は簡単に死ぬ。痛ましい事件は毎日のように起きている。逆に、嫌なことから逃げられたら簡単には死なない。特に日本では餓死するようなことは非常にまれである。 会社勤めが合わないと思ったら、その会社にこだわる必要はない。起…

自衛隊防災BOOK

今年発行された第2集を先に読んだので、つづけて去年の第1集を読んでみた。 いざというときに私たちを助けてくれる100の知恵袋。 敵から身を護るという表現もところどころにあり、自衛隊は災害派遣だけではなく日本人の命を守る仕事をしていることを思い出…

身近にあふれる気象・天気が3時間でわかる本(金子大輔)

生活と密着し、切っても切り離すことができない気象について分かりやすく解説。読むだけなら3時間で終わるが、じっくり理解し気になることを調べ出すとかなり時間がかかる。 個人的に新しく分かったことも多い。・温帯低気圧と熱帯低気圧の違い・10種雲形が…

日経サイエンス 2019年12月 真実とは何か

この宇宙とは別の宇宙は観測不能であり、宇宙ごとに物理法則が異なっている可能性がある。人が手に入れられる知識には越えられない限界がある。経験的な知識は的外れかもしれない。数学では、扱う対象が人の心とは独立に実在しているか疑わしい。脳は客観的…