きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

人生の歩き方

人の気持ちがわかるリーダーになるための教室(大岸良恵)

情のあるリーダーになるための方法を紹介。14回の講座で毎回課題図書があり、課題が出される。筆者自身の答えも「ヒント」として書かれている。 第1回 藪の中(芥川龍之介) 第2回 夜と霧(V.E.フランクル) 第3回 愛するということ(フロム) 第4回 プ…

他人をバカにしたがる男たち(河合薫)

保身に走り、属性や肩書でしか人を判断できない人がはびこっている。女性の中でも進む現代人の「ジジイ」化に焦点をあて、生涯現役社会で輝くヒントを紹介。「このままではつまらない人生になってしまう」と自ら思い、人格的成長を目指したい。

縮む世界でどう生き延びるか?(長谷川英祐)

日本が始まってから、人口・経済規模は大きくなり続けてきた。2010年に人口減少に転じ、今後も人口減少が続く。生態学と経済学は似ているが、経済学は規模の拡大を前提とした研究ばかりである。縮む世界で生き延びる生物の生き延び方を参考に、今後の経済や…

働き方は「自分」で決める(古市憲寿)

起業家ネットワークの中にいる著者が、社会学的な観点も合わせて今後の日本人の仕事のあり方についてのヒントを書いている本。眩しすぎてコミュ障にはつらい。一面的な捉え方をしているが参考になる部分もある。個人的にはダウンサイジングな企業に興味があ…

脇道にそれる(尹雄大)

筆者自身の生い立ちも振り返り、大勢の人からインタビューをして考えたことを書いている。他人の評価のみに依存し自分を社会や常識の枠にはめようとする生き方だと、いつになっても自信が持てず自分と向き合うことなど夢であると繰り返し述べている。 効率や…

考える練習帳(細谷功)

人類とAIが共存していくためにも、AIにはない人間の「考える力」を養っていきたい。企業の例を挙げているのが多いが、どんな場面でも考えることを試していこう。練習問題つき。 考えることで、世界が違って見え、先が読めるようになる。相手の視点で考えてみ…

まいにち哲学(原田まりる)

まいにち一つ、365の哲学のことば。著名な哲学者の言葉を引用し、著者が解説をつけ、わかりやすい箴言で言い換えている。一家に一冊置いておきたい本。

「ありがとう」といって死のう(髙木慶子)

ターミナルケア、グリーフケアに携わる著者が死への向き合い方について語る本。 自分の人生を肯定的に受け止め、せわになった人たちに感謝し、迷惑をかけた人たtには謝罪する。そうることで安心してこの世とお別れすることができる。どんな苦しみや悲しみに…

深く考える力(田坂広志)

深く考え、ひらめきを得る力はどこにあるか。経験豊富な筆者からのメッセージ。 「深く考える」とは、長い時間をかけて一生懸命に頭を絞ることではなく、自分の中にいる「賢明なもう一人の自分」と対話をすることである。「賢明なもう一人の自分」は論理思考…

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力(午堂登紀雄)

孤独を感じる人もそうでない人も、男性も女性も、大人も子供も読んでほしい本である。 孤独をみじめと感じるのは固定観念から抜けられていないから。社会の中で他人とかかわり合いながらも、常に自分の意志を主軸に置いて、自己責任で生きようとする「孤独力…

子どものいない人生の歩き方(くどうみやこ)

第一部 子を生まない女性との関わり ・男性と違い、女性の人生は既婚、未婚の区別よりも、子供の有無のほうが、自分の人生に与える影響が大きい。 ・子を生まない女性のロールモデルが少ない。 ・多様な生き方を求める動きはあるが、固定観念や偏見から解放…

歎異抄(釈徹宗) 100分de名著

歎異抄は、親鸞が著したものではなく、親鸞亡き後に、師の教えとは異なる解釈が広まっていることを嘆いた弟子唯円によるもの。「異義を歎く」が署名の由来。原本は存在せず、写本ごとに違いがある。第一条から第十条までは親鸞の教えや語録、第十一条から十…

幸福に死ぬための哲学・池田晶子の言葉

2007年に癌で他界した哲学者、池田晶子の言葉をまとめた本。 きになった言葉をいくつかピックアップ。 人は「思う」ことができる。人生はつまならないものだと思えば、人生はつまらないものになり、人生は素晴らしいものだを思えば、人生は素晴らしいものに…

自分から勉強する子の親がしていること(大塚隆司)

子どもが勉強を好きになり、成績がぐんぐん伸びる。だれもが望んでいることだが、それはなかなか思うようにいかないことの裏返しでもある。著者が語りかけてくるように、とても読みやすい。 勉強は自分のためにすると考えるのは思春期以降で、思春期前の子ど…

こころ(夏目漱石)

NHKの100分de名著を読んでから、新潮文庫の「こころ」を読んだ。 漱石は江戸時代最後の年の生まれ。明治元年に1歳、明治2年に2歳というように、明治とともに歩んできた。その明治時代は、日本の古い制度が破壊され、国にも、教師にも、親にも模範となる人…

言ってはいけないクソバイス(犬山紙子)

100のクソバイスとクソバイス返し。 クソバイスとは 求めていないのに繰り出される、クソみたいなアドバイスのこと。相手のためを思って言っているようで、実は上から目線で持論を押し付けているだけのことが多い。なお、クソバイスすると大変気持ちが良い。…

堕落論

堕落論(坂口安吾) NHKの「100分de名著」を先に読んでみた。 解説が非常にわかりやすく、全体像が捉えられた。 その後、角川文庫の手ぬぐいの表紙の堕落論と続堕落論を読んだ。 解説されていた通りの内容だった。 むしろ、100分de名著に主題を誘導されてい…