きまぶろ

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フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体(藤岡換太郎)

 フォッサマグナ(フォッサ=地溝、マグナ=巨大)は糸魚川静岡線の西縁から柏崎千葉線まで幅200km、深さ6000mにわたり本州を分断する地溝である。西縁はユーラシアプレートと北米プレートの境界にあたり明瞭な線をなしているが、東縁ははっきりとしない。日本列島が大陸から離れた後に、東日本は反時計回りに、西日本は時計回りに回転したため中央部が裂けて地溝となる。地溝の北部は堆積物が層となり、南部はフィリピン海プレートが衝突することで1500万年前にはフォッサマグナとなる。1億年以上前に形成された中央構造線は本来は直線状だったが、フィリピン海プレートの侵入で湾曲し、フォッサマグナで分断されている。