認知バイアス
認知バイアス(英: cognitive bias)とは、認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など人間が犯しやすい問題である。(wikipediaより)
・確証バイアス(追認バイアス)
個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけ集め、自分の先入観を補強する。
・正常性バイアス(正常化の偏見、恒常性バイアス)
自然災害、火事、事故、事件などといった何らかの被害が予想される状況下で合っても、自分にとって都合のわるい情報を無視し、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」などと過小評価する。
ある対象への金銭的、時間的、精神的投資をし続けることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資を止められない状態。
・バーナム効果(フォアラー効果)
誰にでも該当するようなあいまいで一般的な性格を表す記述を自分だけ当てはまるものととらえてしまう効果。
・ハロー効果(halo effect) halo:後光
ある対象を評価するときに、顕著な特徴に引きずられて、他の特長についての評価がゆがめられること。
(例)時の上手な人は頭が良くみえる。
・根本的な帰属のエラー
内的原因に帰属させやすい。
・行為者-観察者バイアス
同じ行動であっても、他人の場合は内的原因に帰属させ、自分の場合は外的原因に帰属させる傾向がある。
・セルフサービングバイアス
自分の成功の原因は内的なものに求め、失敗は外的なものに求める傾向がある。
・コントロール幻想
運ですらコントロールできてしまうという幻想。
(例)くじは自分で引いた方が当たる。
・内集団バイアス
自分が所属している集団の成員がその他の集団の成員よりも優れていると思い込む。
・虚偽の原因の誤謬
相関関係があっても、因果関係があるとは限らない。
(例)塾に入ると成績が上がる人が多く、相関関係はあると認められるが、だからといって、塾に入ったことが原因で成績が上がったとは限らない。本来の原因は「勉強や成績により多くの意識を多く向けた」ことで、塾に入ることもその結果の一つかもしれない。