きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

自分は自分、バカはバカ(ひろゆき)

「このままだと、日本に未来はないよね。」と比べると、主にサラリーパーソン向けの処世術と言える。とにかくバカは相手にしない、バカに相手にされないアイディア満載。バカに振り回されず、他人の目をスルーする。目指すのは周りがどうなろうと自分はノーダメ。

にだんベッドだいすき!(ほそいさつき)

新しい二段ベッドをめぐり、兄妹が最初は上の段を取り合うが次第に相手のことがきになり思いやりの心を育むきっかけになる。

児童書には当たりはずれが大きくギャンブル的な要素がある。当たりはずれと言ってもコスパや面白さではない。心に響くもの、考えさせられるものが当たりであり、どの本が誰の心に響くかは相性もある。この本は私にとっては間違いなく当たりの部類になる。

地理が解き明かす地球の風景(松本穂高)

地理の基礎を身に付けながら人に話したくなる地理というコンセプトの本。何より驚くのは豊富な写真がすべて著者の手によるものということ。綺麗な写真を見ながら高校地理の基本用語を学び、地理と人々の暮らしのストーリーがわかる。写真も写真サイトの画像を引っ張ってきているわけではなく、身近なものに感じられる。

#発達系女子の明るい人生計画(宇樹義子)

発達障害複雑系PTSDの当事者である著者が生きづらさをかかえるすべての女性に捧ぐ。理解のある支援者に出会えたことが幸せ。各種セラピーの紹介もあるし、人生を導いてくれる書籍類の紹介と率直な意見がためになる。ザンネンな支援者や専門家、カルト、詐欺をを見抜くためのチェックリストも参考になる。また、信頼性の高いサイトをヒットさせるテクニックは発達障害に関わらず役立つ。

キッチンがたった1日で劇的に片づく本(阪下千恵)

他人の価値観や目線に捉われないキッチンにすることで、自分はダメなのではないかという自己嫌悪から抜け出せる。自分がどうなりたいかを見つめ直し、変化を恐れない。自分にとって心地よい物を選び、思い通りに行ったという成功体験から自然と幸せをッ感じられる。

 

片づけ本の皮をかぶった自己啓発本。キッチンの片付けもしたくなるが、実行しなくても生き方を見つめ直すことができる。

我々は生命を創れるのか(藤崎慎吾)

合成生物学の立場から生命とは何か、生命の起源に答えを見つけようとする。合成生物学者たちに取材を重ね、最新の研究成果や今後の見通しも含め生命の謎に迫る。

シンプルな有機物から核酸アミノ酸、リン脂質を合成し、「生きた」細胞にする。それぞれのステップは近い将来にはものになりそう。

自然科学的な生命観では、生命性は対象の中に宿るが、日常的な場合の生命性は特定の対象と自分との関係性の中に宿る。対象は無機物のときもある。神が死んだ現代において、生命は人類に残された最後の「ゆるぎない存在」かもしれない。