5秒後に意外な結末 パンドラの赤い箱(桃戸ハル)
2ページずつのショートショート100連発。イラストも効果的でサクサク進む。
自分は自分、バカはバカ(ひろゆき)
「このままだと、日本に未来はないよね。」と比べると、主にサラリーパーソン向けの処世術と言える。とにかくバカは相手にしない、バカに相手にされないアイディア満載。バカに振り回されず、他人の目をスルーする。目指すのは周りがどうなろうと自分はノーダメ。
にだんベッドだいすき!(ほそいさつき)
新しい二段ベッドをめぐり、兄妹が最初は上の段を取り合うが次第に相手のことがきになり思いやりの心を育むきっかけになる。
児童書には当たりはずれが大きくギャンブル的な要素がある。当たりはずれと言ってもコスパや面白さではない。心に響くもの、考えさせられるものが当たりであり、どの本が誰の心に響くかは相性もある。この本は私にとっては間違いなく当たりの部類になる。
地理が解き明かす地球の風景(松本穂高)
地理の基礎を身に付けながら人に話したくなる地理というコンセプトの本。何より驚くのは豊富な写真がすべて著者の手によるものということ。綺麗な写真を見ながら高校地理の基本用語を学び、地理と人々の暮らしのストーリーがわかる。写真も写真サイトの画像を引っ張ってきているわけではなく、身近なものに感じられる。
キッチンがたった1日で劇的に片づく本(阪下千恵)
他人の価値観や目線に捉われないキッチンにすることで、自分はダメなのではないかという自己嫌悪から抜け出せる。自分がどうなりたいかを見つめ直し、変化を恐れない。自分にとって心地よい物を選び、思い通りに行ったという成功体験から自然と幸せをッ感じられる。
片づけ本の皮をかぶった自己啓発本。キッチンの片付けもしたくなるが、実行しなくても生き方を見つめ直すことができる。