きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

漢字で読み解く日本の神様(山口謡司)

「神」という字の左側は祖先の霊を祭る祭壇の形、右側は稲妻が伸びる形を表し、あわせると不可知な自然の力や、目に見えない心の働きを表している。

漢字の意味や成り立ちを象形文字までさかのぼることで日本の神々の名に込められた意味を読み解く。

多くの神々が登場する。興味のある神に絞って読むと納得しながら読める。

 

 

金曜のバカ(越谷オサム)

バカやオタクの恋5編

 

金曜のバカ:女子高生とストーカーが毎週金曜にリアルバトル

星とミルクティー:流星群の夜に心を交わした高校生男女。だが、ともに付き合っている人がいる。

この町:松山を全力でディスる男子高校生。つきあったばかりの彼女と東京お泊りデートを画策する。

僕の愉しみ、彼女のたしなみ:恐竜オタクの男子高校生とマリーンズオタクの女子高生が一緒に幕張へ。

幽霊ランナー(岡田潤)

「ぼくが君にできること。それは、自分の走りを見せることだけ」

 

2人の幽霊ランナーが登場する。一人はマラソン大会で小3から3年連続で、スタートラインで棄権した少年。もう一人はトップランナーとしての記録を持ったまま中学で亡くなった少年。二人の幽霊ランナーが出会い、たすきを渡すことで今まで果たせなかったことを成し遂げる。好きだから走る。それだけでいい。ハートフルな物語。

植物たちの戦争(日本植物病理学会)

ヒトに対して病原性を示す微生物は細菌とウイルスが主で、真菌では水虫やカンジダ症などごく一部に過ぎない。一方で植物に対し病原性を示すのはほとんどが真菌だ。病原性を示す真菌は殺生菌と絶対寄生菌に分けられる。殺生菌は宿主範囲が広めだが、感染力はそれほどでもない。絶対寄生菌は宿主範囲がかなり限定されるが圧倒的な感染力を示す。絶対寄生菌と宿主植物は共進化を経てすでに共生しているとも言える。

 

植物vs真菌、植物vsウイルスの戦いを分子レベルの応酬にまで細かく述べている。この本では植物についての戦争だが、ヒトであっても病原体との戦争は想像しにくいがいずれ共生に行きつくのだろうか。

読書はアウトプットが99%

ビジネスパーソン、特にリーダーや経営者を目指す人は読んでおきたい。

 

私も本は読むようになったが、アウトプットは自分用のメモ程度であまり意識していなかった。読むだけで終わらずにプラスアルファを考えてみたい。

あした死んでもいい片付け 実践!覚悟の生前整理(ごんおばちゃま)

年齢にかからわず、思い立ったときが生前整理のとき。覚悟を決めれば、気持ちに応じて不要なものはなくなる。三途の川を渡るとき、なにひとつ持っていけないし、覚悟を決めれて取り掛かれば「モノがなくても幸せ」と思えるようになる。

 

第二の人生に向け引っ越しを控えている身としては片づけ本は真剣になる。新たに開業するので仕事関連の物は半分くらいは残したが、個人的なモノはすでにかなり片付いた。収納グッズを捨てられるようになるまでもうすこし煮詰めていきたい。