きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

ノンフィクション

今からできる!日常防災 心配が安心に変わる。

イラストも内容も「東京防災」を彷彿とさせる。減災に向けて普段からできることと、いざという時の対応についてとても役に立つ。東京防災と併せて、普段から見ておきたい。

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

生命の絶滅にわけがあるはずはないが、なかには理由が想像できるものもある。ここ数百年の人が原因となるものについては具体的にわかっていることもあって面白い。記録の残り方という点で人が関わる絶滅が多い。人による乱獲だけでなく、人と共にやってきた…

漢字の本 となえておぼえる下村式

絵描き歌のように唱えて漢字を覚える本。覚えにくい漢字を書くのに便利。象形文字に遡って漢字の成り立ちを紐解いているのがさらに役立つし興味深い。

菌娘と学ぶ感染症イラスト図鑑

細菌、ウイルス、真菌の特徴をイラスト化。連鎖球菌なら三つ編み、桿菌ならスリムな体、双球金ならツインテール、グラム陽性菌なら紫の目、グラム陰性菌は赤い目、大腸菌は盛った髪型があれ、Y字のビフィズス菌はウサ耳などそれぞれの病原体の特徴を捉えてい…

宇宙の「果て」になにがあるのか(戸谷友則)

宇宙の果てを考えるときには、時間的な果てと空間的な果てがある。果てがわかったとしてもその向こうはどうなっているのか、さらに果てがあるのか、さらにその先はと限りがない。 空間的な果ては太陽を中心に約464億光年四方である。その向こうは光が透過し…

心に風が吹いてくる青春文学アンソロジー

中高生向けの読書案内。 私、家族、友だち、未来など10代の子どもたちに大いに悩み考えてほしい。

Dear GIRLS 自分らしく生きていくための28の言葉

さまざまな世代の女性や男性が自分らしく生きていくための28人のプロからの言葉。 ・男も女お望んでいない「らしさ」から解放されよう ・自分が必要とされている場所は思っている以上に広い ・失敗していいから、自分の言葉をもっと口にして、本能のままに。…

まずは、あなたのコップを満たしましょう(玉置妙憂)

看護師僧侶であり、癌を患った夫を在宅で看取った著者が生きる人の悩みに答える。人は苦しむために生まれてきたのではなく、楽しむために生まれてきた。人の目など気にせず、自分を満たすことを第一に考えよう。巡り巡ってそれがあなたの大切な人や他の人の…

ゲーム理論はアート(松島斉)

社会の仕組みとして仮説モデルを思いつきそれを検証することを繰り返す。仮説モデルの創造性は芸術的行為とも言える。ゲーム理論の用語も多く使われ入門書として適している。「ワンコインで貧困を救う」「全体主義をデザインする」など興味深い。拾い読みで…

衝撃の真実100(神岡真司)

世の中には「知られていないこと」「間違って伝わっていること」がたくさんある。自分の時間やお金を奪うだけの世の中の仕組みにはNO!を唱えたい。みなと同じことをするのではなく、賢い選択をしたい。

たった1秒で仕事が片付くExcel自動化の教科書(吉田拳)

実務を効率化するExcelとはどういうものか。すごい業務改善コンサルタントの著者が実例を挙げてあるべき姿を解説。自分の仕事の価値を高め、仲間の仕事の価値を高める。ひいてはGDPを高め日本の国益にもなる。

こども君主論(齊藤孝)

子どもにも読んでほしいマキャベリの君主論。覚悟、仲間、努力、運命の4つの章で心構えや標語の形にまとめている。 マキャベリはルネッサンス期のフィレンツェの人で、メディチ家がらみで職を失い、君主論は再就職のための自己PR書としての性格がある。

答えのない世界に立ち向かう哲学講座(岡本裕一朗)

トロッコ問題、生贄の儀式、食人部族、トランスヒューマン、売春など答えのない問題をどう考えていくか。答えがないからといって考えないのではなく、考えることで見えてくることがある。回答者の置かれた状況や立場、社会的条件に寄って、時代によっても答…

怪異古生物学(土屋健)

ユニコーン、グリフォン、キュプロクス、ドラゴン、鵺、天狗など伝説上の生物たちがどのように生まれたか、化石などをもとにした古生物学的にアプローチする。 キュプロクスについては知っていたが、他の伝説上の生き物もなるほどと思わせるものもある。

中村桂子コレクション いのち愛づる生命誌Ⅴ あそぶ

命とは何か、生きているとは何か、12歳の子ども向けに生命科学の道を歩んできた著者がわかりやすく解き明かし、考えさせてくれる。生命の機械論から離れ、つながりと歴史を見直そうとする。

千葉の鉄道 ぶらり途中下車(山下ルミコ)

全頁に写真付きで、千葉県内のJR・私鉄全路線の見どころを紹介している。さて、いくつ訪れることができるか楽しみである。

だめなら逃げてみる(小池一夫)

人生との向き合い方の225のヒント。わかりやすい言葉でシンプルに書かれている。心も体も少し休めて、別の見方ができると世界は違って見えてくる。逃げろ逃げろと225回繰り返しているわけではない。225の中から響く言葉だけ読み取るだけでもよい。

日経サイエンス2019年3月号 太陽 5年で世界を変える10の科学技術

・意志を生む脳回路 エイリアンハンド症候群、無動性無言症などの研究から、ヒトの自由意志をもたらす要素の一つである「運動の意図と行為主体性」は、楔形部と前帯状皮質を中心としたネットワークに関連があることがわかった。自由意志を司る脳部位とその働…

トコトンやさしい道路の本(峯岸邦夫)

道路とは、道路の歴史、設計、舗装の種類、管理、道路事業などについて。 舗装の種類と、ワトキンスレポートが興味深かった。

休むことも生きること(丸岡いずみ)

日本テレビにキャスターとして在職中にうつ病に罹り離職、闘病後に完解するまでの経験を踏まえ、うつフラグを挙げている。

女の子の学力を大きく伸ばす育て方(江藤真規)

娘二人も東大を卒業し、自身も東大卒で教育コーチングオフィス「最多コーディネーション」代表の著者が、女の子の学力を伸ばすポイントについて解説。褒める、考えさせる、可能性を広げるだけではない。女の子だからこそ陥りがちな落とし穴もある。現状をい…

パパのための娘トリセツ(小野寺敦子)

発達心理学のアプローチから、成長時期ごとの子育てのポイントを解説。 発達心理学の調査によると、成人した娘の選ぶパートナーは良くも悪くも父親がモデルになり、しかも父親とにた夫を選んだ娘の結婚生活の満足度は高い。娘は育てられながら、自分の父親が…

海と陸をつなぐ進化論(須藤斎)

生物と地球環境から成り立つ生態系そのもが総体として進化を続けてきた。植物プランクトンの一つである珪藻類の繁栄が他の生物に与えた影響を中心に論じる。 陸上植物の光合成とほぼ同量の光合成を海生の植物プランクトンも行っている。プランクトンの休眠と…

私は脳に操られているのか(エリエザー・スタンバーグ)

原題はMy brain made me do it. 人間は自由意志に基づいて行動しているのか、あるいは脳内の決定論的システム(アルゴリズム)で動かされているのか。脳神経生理学のさまざまな研究結果を踏まえ、人の意思と行動の関係に迫る。 AIの認知や行動決定にもつなが…

神社バイリンガルガイド(加藤健司)

神社の境内、参拝、神職、各地の神社、儀礼などについて、イラスト付きの英語で解説してあり、同ページに対応する日本語も併記してある。意訳されており対応が即座には確認しにくい。神社にはよく参拝するが知らないことがこんなにもあったのかと驚かされる。

もしも宇宙に行くのなら(橳島次郎)

なぜ宇宙に行くのか。誰が行くのか。男女の比率をどうするか。地球外環境に適応するための人体改造は是か非か。AIやロボットの支援をどこまで受け入れるか。肉体の制約を脱し精神存在に進化するのか。知的生命体と遭遇したらどうするか。これらの問題は真…

フェルメール会議

フェルメール好きの9人が3回にわたって集まり、フェルメールの絵画について熱く語ったのを本としてまとめたもの。全作品フルカラーで鑑賞のポイント、裏話などが楽しめる。

常磐線 街と鉄道、名列車の歴史探訪

昭和を中心に豊富な写真で常磐線の歴史がわかる本。見開きの航空写真も多く興味深い。

イライラを手放す生き方(水島広子)

水島氏の本を読むのは「困った悩みが消える感情整理法」に次いでこれで2冊目。この本ではイライラに絞って、正体、深層心理、解消、イライラ体質からの脱皮、心の強い人間へと豊富な具体例を織り込みながらわかりやすく述べている。 イラッとすることは心身…

世界でいちばん素敵な西洋美術の教室(永井龍之介)

古代ギリシャから現在美術に至るまでの美術史を著名な作品をフルカラーで解説。よくある素朴な疑問をQ&A形式で取り入れている。