図書館の神様(瀬尾まいこ)
「神様のいる場所はきっとたくさんある」
バレー部キャプテンだったときに部員の自殺から未来を諦めた清(きよ)は、1年限りの講師として雇われた高校で文芸部の顧問を務める。一人だけの文芸部員とのかかわりを通して、傷ついた心を癒していく。
文芸部の垣内君は精神年齢が大人。対して文芸部での清はわがまま言い放題。どちらが大人でどちらが子供なんだか。思ったことを家族以外の人に素直に出せるというのは貴重な場所。それを寛大に受け止めたり、軽く流したりと、垣内君すごすぎ。弟も、加藤さんも、松井先生もいい味を出している。
アレルギーは結局どうなるんだろう。チョコはもう食べられるのだろうか。