2018-04-04 天翔る(村山由佳) 本 フィクション 「四六時中、理想の自分でいることなんかできやしない」 不登校の女の子が馬のエンデュランス耐久レースを目指す。関わる大人たちも皆、痛みを抱えながら、自分の居場所を探している。 諦めずにもう少し進んでみようと思える作品。先が読めるような伏線が多く張ってあり、しかもその先を予感しただけで泣けそうになるのもある。未回収の伏線もあるが、すべて拾うのは野暮と言えよう。