きまぶろ

本とアニメと気ままな生活のブログ

英語の歴史から考える英文法の「なぜ」(朝尾幸次郎)

なぜ英語のリスニングは難しいか。 なぜ三単現のsはつけるか。 なぜthere isは「ある」か。 なぜ不規則動詞はあるのか。 なぜbe動詞の原型はbeか。 なぜwillが未来形か。 なぜ命令文は動詞の原形で始まるか。 なぜcomeはoなのにカムと読むのか。 なぜvで始…

現役東大生の世界一おもしろい教養講座(西岡壱誠)

教養のある人とは活用できる知識を持っている人のこと。地理とは地球上の理(ことわり)を意味する。地理を学び地理を活かして世界を見る方法を知れば、世界をより深く理解できる。 ・日本で漫画文化が花開いたのは日本が山がちだったから。 ・待機児童が増…

日経サイエンス 2019年6月 睡眠とは何か 金星・地球の双子星

・海ぶどう(クビレズタ) ぷちぷちとした食感の10cmほどの複核単細胞生物。 複核単細胞生物は、核が分裂しても細胞全体は分裂しない。多細胞生物と単細胞生物の間にいるとも言え、藻類は菌によく見られる。 ・嗅覚インプラント ヒトの受容器数は視覚が3に…

旅と鉄道 2018年9月

夏に限らないが絶景写真は見ているだけで気持ちが広がる。来年の夏の予定にいくつか組み込みたい。

未来を、11秒だけ(青柳碧人)

「二人の推理は夢見がち」の続編で、24時間後にその場で起こる11秒間のできごとを夢に見ることができる異能を持つ男が登場する。バトルをするわけではないが異能が多すぎ。全作を先に読んで置けばよかったと後悔。

その日、朱音は空を飛んだ(武田綾乃)

「世界は生きている人のためにある。人間は真実を曲げる権利がある」 校舎の屋上からひとりの少女が飛び降り自殺をする。その瞬間を見た友人やクラスメイトもいて、偶然それを撮影した動画も拡散するが、不自然なことが多い。いじめを苦にした自殺でもないし…

いまさら翼といわれても(米澤穂信)

古典部シリーズの第6弾。 米澤氏の小説はいくつか読んでいるが、古典部シリーズを読むのは初めて。このあたりで一段落かと思えるあとがきがあるが、エピソードは追加できるだろう。アニメは視聴済みだったので、会話が声優の声で入ってくるのが面白い。

民間人のための戦場行動マニュアル(川口拓)

もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生き延びる。 20世紀までのような国同士の軍事衝突に日本が巻き込まれる可能性は低いと考えられる。しかし、テロ組織などの攻撃は起こるだろうし、サイバー戦争はすでに始まっているとも言える。そのような中で民間人が…

にぎっておいしいきほんのおにぎり(寺西恵理子)

おにぎりなんて、とりあえず握っていればいいんでしょ。そんな甘い考えを一掃する本。バリエーション豊かで今すぐ試したくなる。

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと(ちきりん)

リフォームを考えていたので、タイムリーな本。具体的な金額を詳細に載せてあるのが参考になる。

こうして誰もいなくなった(有栖川有栖)

さまざまな中短編をまとめたもの。スパイスが効いていて楽しい。 館の一夜:実は彼女も知っていたというオチだと面白い。 線路の国のアリス:鉄道ネタ満載。アリスといえばちぐはぐな会話。 まぶしい名前:個人名にスポンサー名を挿入しキラキラ。 怪獣の夢…

友達未遂(宮西真冬)

「自分の幸せは、自分で掴むものです。誰かがいないと、成り立たないものではないんです」 全寮制の女子高を舞台に深刻な問題を抱える4人のルームメイトの葛藤。

日本の活断層 空撮写真で見る主要活断層36(岡田篤正ほか)

主要活断層を写真と図で解説。糸魚川静岡線の活断層を詳しく調べてみたい。

うちのでこぼこ兄弟 発達障害子育て絵日記(寺島ヒロ)

発達障害を持つ兄と妹を育てる両親も発達障害だった。 発達障害の現れ方は千差万別でその一例を見ることができる。そして、この本は発達障害を知ることよりも子育てへの向かい方を教えられる。おおらかな両親に見守られているからこそ、兄妹に二次障害も現れ…

歩いて知る神社と神様(植島啓司)

聖域には2種類ある。神の臨在を感じさせる場所と神に対して祈りをささげる場所だ。前者は見つかりにくい場所にあることが多く、後者は人間側がこしらえたもので人々に良く知られ観光地化している。 神社の始まりから現代の神社まで歴史的な解説も面白い。ま…

集中できる子が育つモンテッソーリの紙あそび(百枝義雄、百枝知亜紀)

ハサミを使えるようになった子どもむけの紙遊び案内。作り方と型紙でほとんどのページを占めている。 ハサミはいきなり使えるようにはならない。まずは肩を意図的に動かせるようになり、腕を伸ばせるようになり、グー・パーができるようになり、5本の指を独…

おもしろサイエンス 地形の科学(西川有司)

たんたんとした表現のせいか、文章が頭に入ってこなかった。

彼女たちが眠る家(原田ひ香)

共通の過去をかかえる女性たちが九州の離島で共同生活を送っている。互いの本名も知らず自給自足に近い生活を続けていた。そこにある母娘が転がり込んできたことから、平穏な日常が崩れていく。 いろいろと考えさせられて面白い。 全てを失った後にたどり着…

日経サイエンス 2019年4月号 走る動物ヒト

・ウルティマ・トゥーレ 形が面白い。いかにも2つの星が合体したような雪だるま型をしてたエッジワース・カイパーベルト天体。 ・走る動物ヒト 他の大型霊長類と異なり、ヒトは健康維持のために運動が必要。 ・分断の心理学 SNSが加速するタコツボ社会。 シ…

説明がつかない現象と私が生徒会に入った説明(葵日向子ほか)

10の部活を舞台にした心温まる青春連作ミステリー。花をつけなくなった桜が全作を貫くモチーフになっている。イラストがかわいい。桜の謎はもう少しひねりが欲しかった。生徒会長もキャラがもうすこし立っているとさらに面白かっただろう。

イシイカナコが笑うなら(額賀澪)

母校に教師として赴任した京平は10年以上前に自殺したクラスメイトの幽霊に誘われ、「人生やりなおし事業」としてクラスメイトが自殺した年にタイムリープする。自殺を防ぐこと、それとこれから起こる京平の事故死も防ぐこと、この2つを目下の課題として幽…

13歳からのシンプルな生き方哲学(船井幸雄)

船井総研の設立者が13歳の子どもに向けに生き方を説く。 大人が読んでもためになることが多い。 ・嫌な人も嫌な出来事も、自分に何かを教えてくれるために存在している。 ・一度も失敗することなく成功した人はいない。 ・悲しんでいる人がいたら、途中でさ…

君と読む場所(三川みり)

自宅が本で埋まっている老人から終活として大量の本を押し付けられた有季が本を通じて問題を解決していく短編集と見せかけたビブリオ青春小説。 「さぶ」(山本周五郎) 「ライ麦畑でつかまえて」(サリンジャー) 「空白を満たしなさい」「平野啓一郎」 「…

サバティカル(中村航)

僕はブラック企業を退社し転職先に就くまでの5か月間を長い安息日「サバティカル」として過ごしはじめた。普段はできないことに取り組み始める。朝食はカフェに通い、ギターを買い、絵を描き、料理のレパートリーを増やし、公園で知り合った老人に将棋を師…

そこにいるのに(似鳥鶏)

13のホラー短編集。「なぜかそれはいけない」「帰り道の子供」「昨日の雪」が面白かった。

進化する勉強法(竹内龍人)

日本女子大人間社会学部の著者が実験社会学の立場から効率的な勉強法について伝える本。 IQよりも成績に影響するものは何か?集中力を切らさないコツは?やる気を出すには?漢字の覚え方は?分散学習とは?テスト効果とは?頭が真っ白になってしまうときの対…

私が誰かわかりますか(谷川直子)

僻地の村社会で認知症となった夫の世話が手に余る妻がバツイチで東京から嫁いできた長男の嫁に介護を託す。その友人も義父が認知症で仕事片手に在宅介護。村の噂と世間体で思うようにいかないまま事態は好転しない。 村社会に入るにはそのメリットを生かした…

輝く夜(百田尚樹)

日頃はつらい思いをしている女の子にも夢みたいな報われる日があってもいい。 クリスマスイブに起こる5つの奇跡がおこる希望の物語。絶望しないでよかった。

そのイタズラは子どもが伸びるサインです(伊藤美佳)

幼児期の子のいたずらには能力を伸ばすチャンスが隠れている。夢中になれるおもちゃに出会うと子どもは変わる。言うことを聞き、手のかからない子だと助かるが、一方でそういう子は成長後も自分からは動けない子になりがちである。手指を使うイタズラをして…

世界でいちばん素敵な科学の教室

世界でいちばん素敵な教室シリーズ。Q&A形式で4ページごとに1つのテーマ。以前に読んだ西洋美術よりも読みやすい。前ページに美しい写真があり、見ていて飽きない。